ちょっと立ち止まって
中学1年生の国語の教科書に大体載っているのが、コレ
「ちょっと立ち止まって」桑原茂夫著。
このお話の要旨とテスト対策に役立つまとめです。
まずは要約からいきましょう。
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要約・ちょっと立ち止まって
・自分はAと思っていても人からはBと指摘されることがある。
・「ルビンのつぼ」は2つの見え方をする。
1つは壺。もう1つは向き合っている2人の影。
・どこを焦点にしているかで見え方は変わる。
・日常生活でもこういうことがある。
景色や物事の何をフォーカスするかではっきり見える部分とぼやけた背景の部分にわかれる。
・「見る」ことは一瞬で、中心に見るものを決めたり、それを変えることができる。
・上の図、コートを着たおばあさんか、億を向いた若い女性に見える。
・ひと目見て見えた像以外に見ることはムズカシイ。
もう1つの見え方をするには今見えてる像を消し去れなければならない。
・上の図は、見方、焦点を変えることで化粧台の前に座る女性と、どくろに見える。
近くで見るか、遠くで見るかでも全く違う絵となる。
・富士山も遠くから見れば秀麗だが、近づくと岩石の露出した荒々しい印象にしばられる。
一面のみをとらえて、そのモノ全てを知ったように思いがちだ。
1つの景色でも、物事でも、人物でも多様性を秘めている。
「ちょっと立ち止まって」他の見方も試してみよう。
まとめ・ちょっと立ち止まって
中学1年生の入学したての頃に取り扱う評論です。
この話しをピックアップしたのも、多様性を信じてすぐに固定概念にしばられてほしくないという考えがあったのでしょう。
友達づきあいにしても、自分の可能性にしても、あなたを取り囲む人間関係の難しさにしても
それはただの側面で全てではない。
無機質な壺に見えるか、それとも向い合っている人に見えるのか
それは些細なことかもしれませんが、大きな命題です。
特に嫌だな、嫌い、苦手などのマイナスのイメージに侵食されそうになったら、ちょっと深呼吸してみて、見方を変えてみましょう。
可能性は無限大。きっと今あなたが苦手なあの人にもキラキラと輝く良い面があるはず!
■対比に気をつけて読もう。
・つぼ・向き合う二人の影
・コートを着たおばあさん・若い女性
・どくろ・洗面台の女性
・富士山:遠くからは秀麗・近くと岩場の荒々しさ
・人間関係:見方を変えると良い面も悪い面も見えてくる。
ということで、多様性を秘めているという点と、見方によって見え方が違う。
人間関係もしかり、色んな側面があって初めて人なんだっていうお話でした。
writer:かみじょー
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