牛丼業界が不況に強い理由
増税がいよいよ数週間後迫り、ますますお財布の紐がきつくなる今日このごろ。
そんな中好調なのが牛丼業界。
12月の既存店売上高は前年比の16%と好調そのもの。
新メニューの牛すき鍋が絶好調
牛すき鍋が熱い理由は実際食べてわかったけど、
よく旅館とかで目の前で鍋に火をつけてグツグツ似てくれるじゃん。
まさにあれ!
目の前でグツグツ煮えてくる過程が低価格で楽しめるし、
その火が消えないから、冷めにくい。
このパフォーマンスが特に家族連れの夕食や土日の外食の選択肢に牛丼業界を巻き込んだ要員となる。
ファミレスだとお高くつくし、お食事処だと時間によっては混んで大分待たされる。
しかし、牛丼屋はファーストが基本。
作るのも早ければ食べ終わるのも早い。
つまり回転率が高いのが特徴。
またなくてもいいし、低価格で、しかも目の前でぷちリッチな食事ができる。
これがウケている。
しかも火を使うことで、香りという広告が打てる。
またこれが食欲と興味を誘う香ばしい香りなのだ。
またノーマル牛すき鍋にチーズカレー鍋、牛ちり鍋と3種あるのも成功理由としてあげられる。
飽きにくくするために、そしてリピーターとして再来店させるために複数メニューを用意すれば
また近いうちに行って食べたくなる。
という戦略が今回の増税と追い風となって今牛丼業界が熱い。
店内を見渡すと、家族連れにカップルも多く見られた。
今の時代はデートですき家もありなのか!と勉強になった。
とにかく、この注文してから、運ばれるまで1分かからないスピーディさと
うまい!
視覚、嗅覚への訴求力。
低価格。
という顧客の心境を理解したメニュー設定が素晴らしい。
一昔前までは牛丼屋さんといえば
女性が一人で入れないような冴えない、リーマンだらけの無機質なお店ってイメージだったけど、
今回のこの牛すき鍋投入で、ファミリー、カップルの食事の場として新しい一面を見せてくれる牛丼業界は
きっと増税後の4月以降もますます盛り上がることまちがいない。
また、単価を上げるいう面でも、トッピングが以前とくらべて増加しているのも特徴としてあげられる。
タマゴやキムチは定番だとしても
170円のコク味噌野菜は飽きがこないために、また野菜を摂取しようという気持ちから人気を博している。
イチローが昔車のCMで言っていた
「変わらなきゃも、変わらなきゃ」
まさに、今はどの業界も王道たるスタンダードを廃して
この増税という荒波をかき分けていかなくてはならない正念場に来ているといえるだろう。
writer:かみじょー
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