新入社員に贈る社会人3年間の過ごし方
もうかみじょーが新入社員だったのは、12年前。
今となっては遠い過去であり、
懐かしい原点であり、
そして、今の自分を築いてくれた感謝すべき日々。
まずは、新入社員当時に愛読していた尊敬する中谷彰宏さんの著書より、
新入社員の方々に言葉を贈ろう。
入社してからの3年間で、君のすべてが決まる。
この3年間は、決して準備期間ではない。
この3年間に、頑張った人は、好きな仕事ができるようになる。
この3年間に、苦労をたくさんした人は、仕事のできるプロになる。
この3年間に、油断をした人は、一生逆転できなくなる。
この3年間に、この本に出会ったヒチは、運を切り開く。
この3年間は、黄金の3年間である。
-中谷彰宏 入社3年目までに勝負がつく77の法則-
実際に当時から今までを振り返ってみて、
この言葉は本当だったと感じることが多々ある。
でも、そんなに不安がることもない。
思えば、新入社員の時に意識すべきことは一つだけしかないのだから。
まずは、一つずつ私の経験を踏まえて記していこう。
では、いこう。
Let’s go
入社一年目に大切なこと
入社一年目に肝心なことは、とりあえずどんな企業であってもそこで3年は辞めないで働こうと決意すること。
嫌な上司がいても、給料が安くても、残業が多くても、休日出勤がたまにあっても
ビビることはない。
言えることは、入社すぐにその会社の良し悪しがわかるものではないということ。
だから、とりあえず3年間、そこにいてみるということが大切。
いい仕事をしよう。とか、出世しようと思う前にまずはそこにいること。
もっと言えば馴染むことが大切。
全ては後からついてくる。
焦らなくていい。
もう一度言うと、全ては後からついてくる。
最初に一番肝心なのは、社会人としての基礎体力をつけることだ。
メンタルもそう、健康もそう。
その他もろもろ、3年間で、会社を俯瞰できるように、じっくりと知ることが大切。
会社によって、善悪も違えば、価値観や思考の優先順位も異なってくる。
だから、そこで、生きていくためには、
そこにどんな人がいて、
何を考え、働いているか
それを知ることから始めるといい。
2:8の法則を知る
まずは、色んな先輩社員の方々と話をすることも大切。
そして、そこで意識して欲しいのは、「8:2の法則」というモノがどの企業でも確実にあるということ。
簡単に説明すると、
企業の売上の80%は、そこにいる社員の2割によって叩きだされているということ。
つまり、できる社員2割とそうではない社員8割(更に厳密に言うと、できない社員6割:とことんできない社員2割に分けられる)
ということはどういうことかというと、
全先輩社員が参考になるような指導をしてくれるわけでもないし、
この中の本当に仕事ができる2割が誰なのか気づくことがスタートになるということ。
新入社員がそこから、成長してくためには、良い指導者(上司・先輩社員)に恵まれるということが大きい。
いくら大望を胸に抱いていても、参考にならないセンパイの指導の元では、自身の成長の足かせとなってしまうかもしれない。
そして、先輩がどうとかという以上に、求めたいのは、入社してからこの2割の中に入ることを目標にしてみよう。
先輩に恵まれなかったからといってそれで終わりではない。
まずは、普通に埋もれないようにしてみることもすごく重要。
良い先輩社員の見かけ方
簡単に見つけるべき良い先輩社員の見つけ方を書いておこう。
- 愚痴らない。
- 腰が低い
- 上昇志向
- 人を育てる気概がある
- 仕事が早い
⇒まずは、愚痴を新入社員の前で最初から言っている先輩は良いお手本とはならない。
愚痴タイプは自分の配下に引きこもうとして、会社を悪く言ったり、待遇に不満を言いがち。
しかし、考えて欲しいのは十分に仕事ができるならば愚痴を言う無意味さを理解しているはずだ。
⇒威張り散らす、又は自分の役職をひけらかす先輩社員も良いお手本にはならない。
本当に仕事ができる人はいちいち下の者に虚勢を張る必要なんかない。
だから、ずっと腰が低い。
ちゃんと挨拶ができる先輩社員かどうかも見極めるポイントとなる。
⇒働く意義は人それぞれだけど、上昇志向がある人間とない人間(現状でいいという考え方)に分けられる。
出世欲だけではなく、創意工夫がある先輩はいつも前に進もうとする。
そうでない社員はただ文句ばかり言っている。
この違いが10年後の役職や会社での立ち位置を決定づけていく。
やはり、最近の多い傾向は「誰に対しても無関心」な社員が多いように感じられる。
人の成長を喜べる社員とそうでない社員。
関心を示さない社員は、別に新入社員が育とうがやめようがどっちでもいいと考えてしまう。
しかし、組織で生きてく以上は、そこに入る新しい芽をキチンと育てようとしなければ企業は衰退してしまう。
これが、きっと見極める上での最上位項目となるだろう。
忙しいかどうかに関係なく、全社員は本来ならば関わる新入社員を育てる職責が少なからずある。
仕事が早い人はそれなりの工夫をもって仕事に取り組んでいる。
逆に仕事が遅い社員は、成長しようという気持ちが薄く、あまり参考にはならないだろう。
自分のキャリアターゲットを見つけよう。
キャリアターゲットとは、自分が3年後、5年後、10年後にこうなっていたいと参考になる社員のこと。
勿論、完璧を求めてはいけない。
みんなただの人間。完璧ではないし、落ち度も多々あるだろう。
それでも、こんな風な先輩社員のような存在や、環境、役職になりたいな
こういう考え方で仕事がしたいな。
という大なり小なりのあこがれを抱ける先輩社員を見つけてみよう。
入社一年目の過ごし方まとめ
一年目の生き方がその先を形作る。
どんな環境下でも、そこで自分が成長できるような考え方をしていきたい。
そして、3年後に入社当初を振り返って、誇れる未来にいたい。
そのためのハウツーを伝授って感じでした。
writer:かみじょー
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