田中茉裕が沁みる
JWAVEってラジオで蔦谷好位置さんが紹介していた田中茉裕さんの「小さなリンジー」がめっちゃ心に沁みました。
なんだろ、なんかシンプルに胸に入ってきた。
切ないボイス、説明不要のこの旋律と歌声は、かつてCoccoの曲を初めて聞いた時と似た懐かしさを感じました。
田中茉裕 1st mini album “小さなリンジー”
これ、ブレイクするでしょ!
いや、もうしてるのかもしれないけど、
このクオリティは今の日本の音楽シーンの新しい始まりを感じましたね。
各業界からのコメント
■亀田誠治(音楽プロデューサー)
もし、あなたが今日という日に疲れてしまったとしたら、この『I’m Here』を聴くことをおすすめします。
もし、あなたの今日という日が幸せに満ちていたら、この『I’m Here』を聴くことをおすすめします。
みずみずしい音楽の真実に満ちたアルバム。
田中茉裕の歌は、僕らの毎日に真実の彩りを与えてくれるのです。
■菅野結以(モデル)
透明で狂おしい胸の内を明かして歌う女の子の前で、嘘や虚栄は意味をなくして、きれいに固めたつもりだった自分が、ばらばらに砕けて散らばってしまう。
そうして表れた本当の自分は、あまりに頼りなく、どこまでも自由で、きらきらと風に舞っている。
どこへ行けるかもわからないし、何の意味もない気さえしてる。
でも少しの希望を握り締めながら、どうしようもなく今日も生きてる。
そんな何者でもないわたしたちの正直な毎日を、彼女はいつだって濁りのない目で歌ってる。
■佐野史郎(俳優)
チクチクと刺さり、ヒリヒリと皮膚に擦りこまれる言葉。でもキラキラと晴れやかに広がるきらめく音と声。
田中茉裕の世界を受け止めるには覚悟がいる。
でも、それは自分自身のことでもあるのだと気づかせてくれる。
何度でも何度でも聴いていたい。
鈴木慶一さんの受け止める音の返信も、時を超えることをためらわせない。いつだって今だと教えてくれる。
■鈴木慶一(ミュージシャン、音楽プロデューサー)
田中茉裕さんの音楽を初めて聴いたのは2011年のEMI Musicのグレートハンティングのオーディションに関わった時でした。
とても感動し、素晴らしいシンガー・ソングライターが登場したなあと思いました。
そして、その後、プロデュースを任され、作品は完成しました。
その間、何度もライヴ・ハウスでのパフォーマンスを観て、いい音楽だと再認識したり、 一緒に友人のライヴを観に行ったり、私のプライベート・スタジオでデモを作ったり、 とても長い時間を経て完成に至ったこの最新作は、なぜか聴くと涙が出ます。
何度聴いても涙が出ます。こんな経験は今までにありません。心から、田中茉裕さんの新作に関われて良かったと思います。
だって、こんなにいい音楽を作る人なんだから。
■蔦谷好位置(音楽プロデューサー)
前作「小さなリンジーは」ここ数年で聞いた音楽の中で最も美しく僕の心に響く作品だった。
待望の彼女の新譜に先駆けて発表された「ゆるして」のデモバージョンでは、ここまで人間をさらけ出した作品は過去にあったであろうか?というほど、世にある言葉では形容し難い衝撃的な瞬間芸術だった。
そして発表された今作「I’m Here」
意外にも今までのピアノ弾き語りからではなく、様々な楽器で彼女の裸の歌に彩りを与え包み込んでいる。
メロディとハーモニーの美しさがより際立つ、作曲家としての才能が冷静に燃えているアルバムだ。
この作品を聞いて、彼女の今後の可能性、活動がますます楽しみになりました。
ってことで、音楽ってすごいな。
そしておれは蔦谷好位置さんのラジオが好きだわ。
あの人、いいね、なんか人間臭くて好きだわ。
ッて思った。
こういう音楽家が増えるといいな。実にそう思う。
小さなリンジーのPV
PVはこんな感じでメリーゴーランドが舞台。
ノスタルジックな感じがする。
先日読んだFLAT23の記事にもこういうシーンあったな。
現役女子高生という若きシンガー・ソングライター、田中茉裕。
現在は某音大付属高校のピアノ科に在籍し、都内を中心にライヴ活動中ってことなので、下北とかでもライブやったりしているのかな?
実にこれからが楽しみ。現役大学生でこのクオリティは天性と努力の賜物なんだろうな。
小さなリンジーの歌詞も素敵
小さなリンジー
ひとりきりで
今日も出かけるのかい
幸せ者に君の悲しみはわからない
My life was happy woeful days 朝が来るよ
いつかこの歌を君が聴いてくれたらな
僕にもいつか話してほしいな
やめろよリンジー
そんな目で僕を見ないでくれ
夢のようだった日々は終わり すべては愛おしい
ああ、もう面倒くさいな
なるようになるかな
僕らはなぜ知りながらわからないんだろう
どうしてこうも 傷ついてしまうんだろう
のんきなだけさ
勘違いしないでおくれよ リンジー
人間として当たり前なことだろう もう帰ろう
わからないことは罪なのか
あるように生きて何が悪い
そんな僕が 僕がいやなんだ happy woeful days
My life was happy woeful days
身のほど知らずが
僕らはなぜ知りながらわからないんだろう?
どうしてこうも 傷つけてしまうんだろう
writer:かみじょー
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