勤労学生控除の申請に必要な書類について
前回の復習から
まずは勤労学生控除とは?
また勤労学生の定義がなんなのか確認していきましょう。
勤労学生とは
①バイトやそれ以外の労働、勤労による所得(つまり、バイト代や給与所得など)がある方。
②合計所得金額が65万円以下。
③勤労によらない所得が10万円以下の学生
所得税法第2条第1項第32号によるとそういう取り決めになってます。
つまり年間合計所得が65万以下の学生を指します。
特に大学生は、親からの仕送りでは生活費を工面できないので、目一杯アルバイトなどを入れている方も多いかと思いますが
そんな時にこの勤労学生控除の申請をしておけば、その合計金額65万という上限が緩和されたりします。
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勤労学生控除を受けるための準備や書類について
勤労学生控除を受けるためには以下の準備が必要です。いくつか書類も必要になってきます。
1.確定申告のため確定申告書を提出。
勤労学生控除の第一歩として、勤労学生控除に関する事項を記載した確定申告書を提出する必要があります。
2.自分が在学する学校の学校長から必要な証明書の交付を受けて申告書に添付
3.又は申告書を提出する際に学校長からの証明書を提示
※ただし、給与所得者の場合で年末調整の際に、控除の適用を受けた人はその必要はありません。
(所法2、82、85、120、194、所令11の3、262、316の2、所規47の2、73の2)
-労働省より-
わからないことがあったら
所得税は国税のカテゴリに分類されます。
つまり国税に関するご相談は、国税局電話相談センター等へ問い合わせてみるのもいいですね。
または国税庁のホームページから確認することもできます。
ここで大切なことは、自分が一体いくらの所得なのか確認できるように給与明細などは捨てないで保管しておくことです。
また勤労学生控除は締め切りなどがありますから、その日時も確認しておかないといけませんね。
又、学校長に申請しても一日二日で証明書が発行されることはないので、予め2週間くらいは余裕を持って行動するといいですね。
勤労学生控除の準備まとめ
1.必要書類は記入事項を記入した確定申告書
2.在学中の学校の学校長発行の証明書が必要
3.自分の収入がいくらか知っておく必要あり。
ということで、勤労学生控除を受けるための書類などの準備はそこまで大変じゃないけど、
ちゃんと時間的な余裕は持っておいた方が良さそうですね。
writer:かみじょー
意外に知らない確定申告シリーズは
第一弾:意外に知られてない確定申告まとめ1 サラリーマンの収入毎の所得税・住民税まとめ
第二弾:意外に知られてない確定申告まとめ2 復興特別所得税ってわかりやすく言うと何?
第三弾:意外に知られてない確定申告まとめ3 2014年からの大増税スケジュールまとめ
第四弾:意外に知られてない確定申告まとめ4 サラリーマンの年収別グラフからわかること
第五弾:意外に知られてない確定申告まとめ5 控除について【年末調整】【取り戻す】【過払い金】
第六弾:意外に知られてない確定申告まとめ6 所得の種類、何種類か知ってますか?
第七弾:意外に知られてない確定申告まとめ7 簡単に計算出来ちゃうあなたの課税所得
第八弾:意外に知られてない確定申告まとめ8 ちょっと一息!最善のお金との付き合い方教えます
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