ヤムチャに学ぼう
好評頂いております。ドラゴンボール◯◯学。
前回まではドラゴンボール経済学と銘打って、フリーザ社長やレッドリボン軍のレッド社長の動向をウォッチして参りました。
さて、今回はお読みいただいたアンディさんからのリクエスト
@MinatoWorks
すごく面白いので、次はゼヒ『ヤムチャには学ぶ、大口を叩いた後で失敗しても折れない心の育て方』おなしゃす!笑
— Andy★ (@free_flow_film) 2015, 3月 26
フムフム…
ヤムチャはこれまでに結構大口叩いていたのに、噛ませ犬となってしまってますね!
最終的には自分の実力を過信するのをやめて、闘いから身を引いて、確かアニメでは野球(大リーグ)に挑戦したりと
色々と人生の道を模索している姿が描かれていましたね。
そうなんです!
ヤムチャとは
実はめっちゃメンタルがタフなフリーランスだったのです。
悟空やベジータと比べると、クリリンやヤムチャはしっかり仕事しなきゃ!という意識があり、
生活の大変さを身に沁みてわかっている節があります。
そういう意味では亀仙人の下で修行したメンバーの中では庶民派であり、サイヤ人とかナメック星人とかに囲まれながらもがんばっていた方だと思います。
さて、今回のお題が
暴言王ヤムチャに学ぶ
デカイこと言っといて
シクジっても折れない心の育て方
うん、あるよね!
ちょっと女の子の前でカッコつけようとしたり、あとは、ちょっと仕事で無理して背伸びした発言したり、
SNSでぶっ飛んだことを宣言してみたり…と
日常生活、いろんな場面であなたの心の中にもヤムチャは確かにいるのです。
そうして、
あなた「やべー!ちょっと盛りすぎたな!」
とか
あなた「ちょっと見栄張っちまったべ!どうすんべ?どうすんべ?」
となることもあるはず。
そんな時はヤムチャを見習いましょう。
ヤムチャの戦績
赤色:強敵や後の強敵。
青色:雑魚、もしくは一般人
黒色:実力伯仲、もしくは勝てたかも!
◎は勝利
△は引き分け
☓は負けを表しています。
時系列に沿ってヤムチャの華麗なる戦績をまとめました。
△第1戦 VS孫悟空@後の全宇宙の最強戦士
ここまで→0勝0敗1分
序盤は悟空も今みたいな強さはなく、野生児っていう感じでしたね。
「うおおおお~~~っ!! はっ 歯がとと とれた!! オ オレのり り りりしいカオが~~!!!」 |
☓第2戦 VS孫悟空@後の全宇宙の最強戦士
ここまで→0勝1敗1分
でも、この頃のウブなヤムチャは女性が苦手でしたねw
◎第3戦 VSチチ@悟空の嫁
※一方的
ここまで→1勝1敗1分
ちっちゃい女の子にも平気で攻撃する非道な男
「ふっふっふこれはよいことをきいたぞ…!! ヤツの弱点はシッポだ!!」 |
◎第4戦、5戦 VSウサギ団の2人@雑魚中の雑魚!
ここまで→3勝1敗1分
雑魚には基本勝ちます。
ヤムチャの法則1.とりあえず雑魚には余裕で勝てる!
☓第6戦 VSジャッキー・チュン@実は亀仙人
※天下一武道会
ここまで→3勝2敗1分
亀仙人が変装して天下一武道会に出場した時です。
さすがにこれは相手が悪かった。
「さすが武天老師に修行うけただけあるな ケタがちがうよ」 |
↓
「ここまでなめられては狼牙風風拳をご披露するしかないぜ」 |
でました!決め台詞。
狼牙風風拳を披露!?
ってこの攻撃ってただの打撃じゃ?
昔の僕は気が付きませんでした。
昔の僕「狼牙風風拳!超かっけぇ!ヤムチャスゲェ!」
今の僕「ハイハイ!ここでやられるんですね!わかりますw」
人はいつまでもピュアではいられないんだな。
「いいだろう…軟弱な都会にあきあきしていたところだ」 |
はい!でました!
このセリフは、悟空がレッドリボン軍の本社に殴りこみをかけたと聞かされた時の一言…
結局これヤムチャが到着する前に悟空一人で倒しちゃいましたっけねw
◎第7戦 VS透明人間スケさん
※占いババ戦
ここまで→4勝2敗1分
占いババのところでも、最初は威勢良かった。
まぁこの透明人間に勝てたのは、ご存知ブルマと亀仙人の鼻血wのおかげだけど。
このシーン見たのは多分8歳くらいだったけど、
SAYの目覚めでしたね!
☓第8戦 VS闘う干物ミイラくん
※占いババ戦
ここまで→4勝3敗1分
ミイラくんは意外に強かった。
いや、その後悟空が瞬殺したから、ヤムチャがまだ弱かっただけかなw
◎第9戦 VSモヒカン男@モブ
※天下一武道会
ここまで→5勝3敗1分
天下一武道会の予選で安定のヤムチャ!
◎第10戦 VS@名無しの武道家さん
※天下一武道会
ここまで→6勝3敗1分
ここも安定のヤムチャ
「あっというまに白目をむかせてやろう」 |
なんと挑発的な言葉!
相手は天津飯です。
天津飯は、鶴仙流のエリート。
どこからこんな自信が沸いてくるのでしょう?
↓
☓第11戦 VS天津飯@後のZ戦士
※天下一武道会
ここまで→6勝4敗1分
ここが一つの運命を決する闘いだった。
ここに勝っていてば、ヤムチャの人生は違っていたかもしれない。
ここ!
ここが一つのシコリとなっている。
しかし!
「プギャー!…ガク….」 |
◎第12戦 VS@名も無き狼の武道家
※天下一武道会
ここまで→7勝4敗1分
はいはい!楽勝楽勝!
◎第13戦 VS@名も無きスキンヘッドの武道家
※天下一武道会
ここまで→8勝4敗1分
ヤムチャの法則2.雑魚に連勝するとその後に負ける!
☓第14戦 VSシェン@実は神様、更にナメック星人
ここまで→8勝5敗1分
「とっておきの技だったんだがな………まさかこの対戦でいきなりつかってしまおうとはおもわなかったぜ…」 |
↑
↑
しばらく沈黙と空白と平和な日常が流れ…
↓
↓
「のこりの4匹もこのオレひとりでかたづけてやるぜ…」 |
威勢よく、一匹目の栽培マンを仕留めた?ところでの一言…
このあと、あの悲劇が待ってます。
☓第15戦 VSサイバイマン
ここまで→8勝5敗2分
実はここが運命の分かれ目、第二戦。
これは油断しなきゃやられなかった。
いや、勝ててた。
その後のナッパには勝てないにしても
ここは負けちゃいけなかった。
そして、界王星で修行!
↑
↑
↑
↑
更にまた平和に暮らす日々…
↓
↓
↓
↓
「オレたちもいいかげんに結婚してしあわせな家庭をもったらどうかっていいたかったんだ」 |
もはや平和ボケMAXです。
ここで、もう闘いに対するモチベーションは下がってます。
もう引いておけばよかったのに!
Z戦士の同窓会?みたいな感じで顔を出してしまいました。
☓第16戦 VS人造人間20号@ドクター・ゲロ
ここまで→8勝6敗2分
ヤムチャ「ピギャー!!!!!!!oops」
そして、この後は悟空の薬を取りに行ったりと一応サポート役で貢献しました。
もはや戦闘要員ではありません。
ここでもう心が折れちゃいまいた。
引き際を見極めることが大切!
☓第17戦 VSセルジュニア@ボスクラス
ここまで→8勝7敗2分
「ぎゃああ―――――――っ!!!」 |
☓第18戦 VS魔人ブウ@到底勝てないレベル
ここまで→8勝8敗2分
↓
↓
復活のFでは…
天津飯に足手まとい扱いされるレベルwwww
と長々とヤムチャの戦績をたどってきましたが、
普通なら天津飯に足折られたあたりで、メンツがたたないとかでドロップしているところです。
白目を向いてんのは、あんただよ!っていう野次が飛んできそうですよね!
BUT!
ヤムチャはそこで諦めなかった。
つまり心が折れなかったんです
そして、その後も懸命に闘い続けます。
ヤムチャの心が折れなかった理由
■ゆるさ加減
これは僕たちのも言えることですが、
ガッチガチにガチムチに固くなって考えていると、
余裕が生まれません。
どうしても勝たなくてはいけない!
とか
どうしても誰かに勝ちたい!
とか
そういう気負い、自負は時に必要ですが、
人を見ていてそういうプレッシャーをうまくコントロールできる人間は少ない。
つまり、そんな目的意識がなくても自然体でゆるくやったほうがうまくいくことが多いんです。
原作でヤムチャは、そういう気負いが全く感じられません。
つまり、
誰かと競うんじゃなくて、
最終的に詰まるところ
自分VS自分なんです。
だから修行して強くなった自分が嬉しかった。
あ、あれ?おれなんか強くなってる!
それが達成感となるんですよね。
達成感があるから、仮に闘いに敗れても、満足。
だって
昨日のオレには勝ったから! |
■具体的な成長を体験
ヤムチャが諦めなかった理由としては、具体的な成長があったから
あったというよりはそれをヤムチャ本人が感じられたからです。
女性嫌いが直った!
かめはめ波が打てるようになった!
繰気弾を覚えられた!
舞空術が使えるよ!
なんか相手の気を察知できる!
そう、こんな輝かしい戦果があるので、
ヤムチャは結果よりも過程に満足できたのです。
■忘れる力が高い
昨日のことは忘れよう!
だって、明日のオレは昨日のオレを追い越してるはずだから! 負けても悔しいさ!でも忘れよう! |
■他人の目を気にしない
ヤムチャは人の目を気にしません。
失敗しても持ち前の明るさでクヨクヨしません。
人と比べて生きるのって、違うと思う。 だって、人に勝ったって それがなんだっていうのさ。 上を見てもキリがないし、下を見てもキリがない。 オレはオレでしかないんだったら、 自分にしか見えない景色があるんなら、 だってこの人生の所有者はオレなんだぜ! |
■一番を目指さない
悟空やベジータのそばで戦っていると、どうしても比較してしまいます。
それは生まれつきの資質のせいなの?
それとも努力、人運?
とかって思ってしまいますが、
関係ないんです!
一番になるよりもオレはオレに勝っていたい。 昨日のオレに 今日のオレが眩しく映るようなそんなオレでいたい。 一番がカッコいいのかい? 二番じゃダメかい? そもそも順位って何のためにあるんだろう? 本来人生のラスボスは自分以外存在しないってことをさ! だからこの先何回転んでも、何回シクジッても だから、人生は楽しい。 だって、まだオレは今日のオレを乗り越えたいからさ! |
これがヤムチャがいくら倒されても倒されても負けなかったくじけなかった理由検証です。
かみじょー「ヤムチャ、見なおしたよ!」
writer:かみじょー
■関連記事はこちら
https://nekokick3.com/wordpress/2013/10/02/muchayamucha/
コメント