kindle unlimited日本到来と上手な活用法
kindle unlimitedというAmazon発本の定額サービスが2016年8月から始まろうとしています。
先だってリリースされたアメリカでのkindle unlimitedサービスは40万冊が対象。
しかし日本では5.5万冊が対象となるようです。
料金は月額980円
年額で11760円。
kindle漫画一冊が大体500円なので、20冊読めばもとは取れる計算となります。
この5.5万冊という数値はkindle unlimitedのリリース開始時点での冊数だと思うのでそれから
増加していくことと思います。
仮に5.5万札を【マンガ】【雑誌】【小説】【その他】で分けた場合
1.3万冊=13000種類ずつに分配してみると
仮に漫画、1シリーズが平均20巻で完結するとしたら
13000÷20=650タイトル。
ちなみに2016年の7月だけで発売されているコミックの種類だけでも
↓
ものすごく数あるので、
この5.5万冊っていう規模を純粋に考えると、
マンガ喫茶よりも小規模の品揃えになりそう。
おそらく優先的におかれそうなのが
・著作権が切れている昔の漫画
・人気シリーズの一部
・アマゾンで売れない部類の漫画
・または期間限定で読めるものが回転していく感じ
そこらへんをメインに組んでいくんじゃないかと思いました。
kindle unlimitedが成功する条件
・読みたい本がある
・通信量の問題
・デバイスのストレージ(容量)の問題
・継続する価値が見出せるか
ここが大きな成功か失敗かの分岐点。
・読みたい本がある
まずはやはりkindle unlimitedサービスにて読みたい本があることが大切です。
これは6月にkindle本を20冊くらい買っちゃった僕からしれみれば
新刊をkindleで読みたいっていうのが6割くらい。
あとはカラーで旧作を読みたいっていうのが4割くらいです。
kindleの強みとしては
場所を取らず本屋に行かずに読めるところ。
自分のスマホやタブレット、Pcなどデバイスに保存できる点。
そこらへんが優れているのですが、
ラインナップ次第では、
一冊ずつ個々に買ったほうがいいかもしれないってなる可能性も高いです。
・通信量の問題
これは本のみならず、音楽・動画・アプリそれぞれ通信料がかかります。
最近だと、アプリの更新に数百MB消費される場合もあり、
ちょっとそれは痛い。
常にWi-Fi下でダウンロードできればいいのですが、
まだどこでもだれでもWi-Fi使えるわけではないので、
これはパケット量を使いすぎて通信制限をかけられてしまうという怖さがあります。
・デバイスのストレージ(容量)の問題
次にストレージです。
マンガは大抵1冊200MB前後の容量だと思いますが、
もしもこのkindle unlimitedがクラウド保存型ではなく、
デバイスに保存型だったら、かなりの容量が消費され、
ダウンロードして読んでは消し、読んでは消し、っていう作業が必要になるかもしれません。
・継続する価値が見出せるか
これは毎月の新刊をどれだけkindle unlimitedサービスに反映できるか?
消費者としては新刊が定額制で読めればそれはうれしいですが、
このサービスの危険性は、「書店」「作家」の収益がどうなるんだろう?
っていうところが怖さでもあります。
一点ずつ購入であれば印税として作家にマージンは入りますし、
形ある書籍を購入するとなれば書店にもお金が入ります。
このサービスがもっと主流になれば本屋さんてどうなっちゃうんだろう?
なんてちょっと怖い感じもします。
今ある他の定額サービス
それでは他の分野ジャンルの定額サービスを見ていきましょう。
・動画定額
これはレンタルビデオ屋さんのゲオでさえ
定額サービスを展開しています。
つまりは本屋さん自身が定額サービスに着手する日もくるのかもしれない。
・スマホ
スマホの定額サービス。これはかなり主流というか、けっこう前から定額制が主流となりましたね。
・Wi-Fi
Wi-Fiの定額制も主流です。
使った分だけ払うだとかなり割高になる可能性もありますからね。
・音楽
そうそう音楽もずいぶんと定額制になりました。
しかし、かなりの音楽市場冷え込みのせいであまり定額制の音楽サービスは成功していない気がします。
最後に
kindle unlimitedを上手に使う方法
このサービスを上手に活用する方法を考えました。
・フライングで申し込まない
・利用者のレビューを見てから決める
・ラインナップが確認できるならしてから申し込むか考える
例えば一か月に3冊何かの書籍を購入するとします。
コミックなら500円×3=1500円=年間18000円
文芸本なら一冊1600円×3=4800円=年間57600円
小説なら一冊700円×3=2100円=25200円
月に三冊買っていたものが定額制で使えるんならそっちの方がお得な可能性が高い。
つまりは月に本を3冊買うかどうか。
文芸本月三冊で年間約6万はでかいですね。
ともあれ、リリースが楽しみでもありますね。
ライター:上條
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