タイムリープものが最近増えてきた
タイムリープとは、時間をさかのぼってもう一度過去に起きた事象をやりなおす系のお話しです。
古くはバックトゥザフューチャー。初代時をかける少女。
夏になるとアニメ版のときかけは無性に見たくなりますね。
そんな上條がおすすめしたいタイムリープもの漫画アニメ5選
思わずハマるタイムリープもの僕だけがいない街
つい最近までアニメ化や映画化していた僕だけがいない街。
舞台は北海道。
したっけーとさよならのあいさつをしているシーンや
雪が多いシーンなど、
ああ、この舞台は北海道なんだなって思わせてくれるシーンが各所にちりばめられています。
・僕だけがいない街のあらすじ
この物語は「リバイバル」能力を持っている主人公を中心に、
時間が一気に10年以上さかのぼって小学校時代に戻ります。
そこでもともとの事件の発端を探すというミステリー要素がふんだんに含まれているのですが、
多くの人は願望として持つと思いますが、
今の知識や判断力のまま小学生時代にもどれたらもしかしたらヒーローになれるんじゃないか?
とね。
実際に主人公も小学生時代に体験した後悔を払拭するために
リバイバルとして時間が戻ったのですが、
一回体験した過去とはいえ、
やはり思い通りにはいかない。
状況を変えれば予期しない出来事が起きるなど
自体は混迷していきますが、
この物語の見どころとしては
そういったノスタルジックな感情がものすごく刺激されて
今は死別してしまった家族とのささやかでありふれた日常をもっかい体験できる
それだけで贅沢なことだと思い、
ホロリとしてしまう漫画でした。
ちなみに漫画はまだ最終巻が発売されていないのですが、
犯人とのやりとりなど、結局どう収束するのか、非常に楽しみなタイムリープもの漫画。
思わずハマるタイムリープものre ゼロから始める異世界生活
通称REゼロ。
もともとはネット小説からのアニメ化。
このアニメの良いところは、
主人公がものすごくイラッとする性格をしています。
空回りばかりのテンションだし、空気も読めない。
評価されたい認められたいっていう気持ちばかり先行しちゃっている。
そこが非常に人間らしいなって思いました。
漫画やアニメ、小説なら、主人公ってちょっとはまともに
魅力的に書くものだと思っていたけど、
一向に魅力的な部分が見つからないところが素敵。
REゼロは異世界×タイムリープ×一般人主人公もの
特にすぐれた能力があるとか、
血筋がすごいとかなくて、コンビニに買い物に行った帰り道にそのまま異世界にジャンプしてしまいました。
主人公の能力は自分がしんでしまうと、一定時間時間が巻き戻るという能力。
その巻き戻りを生かして事件を解決していくのですが、
なかなか評価されず、フラストレーションがたまっていく一方。
唯一のすくいがメイドさんのレムちゃんが非常に献身的に主人公に接している点。
この物語のヒロインはレムちゃんでいいんじゃないの?
って思える作品です。
・REゼロの見どころ
ハラハラするストーリー展開。
力なき主人公が回りから見放されてしまった状況からのどんでん返しの爽快感を味わえるか!?
っていう点です。
今時な作品、ていう感じがしますが、
平凡な主人公が自分の存在で何かを変えられるっていう証明、
それがこの作品の一番の見どころになる予定だと思います。
思わずハマるタイムリープもの時をかける少女
細田作品の劇場版第一弾。
時をかける少女。
主題歌の奥華子さんのガーネットもめっちゃ切ない気持ちになりますし、
劇中も主人公のまことが終始明るい元気っ子なだけあって、
ラストはウルウル来ます。
学校で変な実につまずいてしまい、
ある日から体に文字が浮かぶようになったまこと。
その文字はタイムリープできる回数だった。
自由に時間がやり直せるので、自分の好きなように時間をやり直して
その回数を無駄遣いしてしまうが、
仲のよい男子の一人が交通事故にあい、
事態は急変する。
そんな筋書きです。
タイムリープものの元祖ともいえる作品ですが、
非常にシンプルな内容だけに、
なんかグッとくるものがあります。
日常的な学校生活。
普段と変わらない友達。
まだ見えない未来。
夏。
そんな誰しもが体験しただろう高校時代に
自分の運命を変えちゃう出来事が起きる。
変わらない日常と少しだけ変わっていく自分。
そんな対極が見どころじゃアないでしょうか。
ちなみに
「時をかける少女」
「サマーウォーズ」
「バケモノの子」
は何度も夏に見たくなる作品です。
あれ、「オオカミこども」は?
って言われそうですが、
オオカミこどもはなんかお母さんが報われなさ過ぎて辛いので、一回見て
また見たいってなかなか思えないような
いい意味で衝撃的な作品。
細田作品はジブリ作品を超えていってほしいので
新作楽しみですね。
思わずハマるタイムリープものひぐらしの哭く頃に
ひぐらしー
懐かしい。
このアニメはもともとがゲームが原作なのですが、
最初は日常的なシーンが続いて、楽しい学園物語かと思いきや、
いきなりジェットコースターのように急降下。
厄災が訪れます。
そして解決できず、バッドエンド。
気が付くとまた初日(主人公前里圭一が雛見沢に越してくる日)に戻り、
もう一回やり直しと。
しかし、一個前の記憶を継承している人間がほとんどいないので
また降りかかる厄災をスルーできず、
アニメの大半はバッドエンドで、
僕もリアルタイムで見ていた時は途中で
辛くて見るのがいやになりました。けっこうグロいし。
しかし、そこで見るのをやめるとモヤモヤが解消されない!!!!
っていうことで全部見ると最終的にはなんとか厄災も乗り切ってハッピーエンド。
それから人気にあやかって何シリーズか出てますが、
残りのやつは蛇足というか、お楽しみ程度のお話し。
タイムリープものは前回の記憶が残っているからそれがアドバンテージになるのですが、
この物語はそれが希薄なので、
9割方モヤモヤしながら見ていかなければいけないという苦行を乗り越えると
最終的にはスッキリ。
はっきり言って、なぜそうなるのか?
原因や黒幕が全くわからないので、
そういう推理モノが好きな人にはいいかもしれませんね。
思わずハマるタイムリープものシュタインズ・ゲート
なんだかんだいって、タイムリープもので僕が一番好きなのがシュタゲことシュタインズ・ゲート。
主人公の鳳凰院凶真は「リーディングシュタイナー」という能力を持っている大学生。
未来ガジェット研究所というアパートの一角で発明したタイムリープマシンで48時間前まで戻ることが可能になりましたが、
そこからは、陰謀論やSERNが出てきたり、
何度も何度もタイムリープしても結局同じ結末に収束する。
平行する世界戦の中で主人公が求める世界線シュタインズ・ゲート世界線を目指して果敢に挑戦するという物語。
非常に登場人物が魅力的であり、
ドクターペッパーがものすごく推されている点、
また牧瀬紅莉栖という助手がかわいらしい。
なんていう点も含めて超すばらしい。
ちなみにシュタゲの影響で
「世界線」「アルファ世界線」「バタフライ効果」「超ひも理論」「ダイバージェンス」など
なんかそれっぽい専門用語を覚えました。
シュタゲ最高。
いずれシュタゲゼロもアニメ化しそうなので今から楽しみですね。
タイムリープものの見どころまとめ
タイムリープものって人間の願望が含まれているんだと思った。
時間を戻してやり直したい。
謝るべき人に謝りたい。
時間を作れず疎遠になってしまったあのひとともう一回話がしたい。
過去の失敗をやりなおしたい。
そんな過去の後悔というリグレット。
あ、同じ意味か。
それを解消したいという気持ち。
しかし、時間は今のところ不可逆なのでやり直せない。
人生は一回きり。
有限だからこそ、
やり直しがきかないからこそ、
一つひとつの選択肢がいとおしく、また人生に意義が生まれるんだって思いました。
ライター:上條
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