映画オデッセイを見た
レンタル開始されてから久しく全DVDがレンタル中だった話題作オデッセイをさっき見終わりました。
オデッセイは宇宙飛行士のマッドディモン扮するマークが火星での事故によって
火星に取り残されてしまい、そこからサバイバルして生き残ろうとする物語。
ちなみに火星は水はない。不毛な星です。
人は酸素がないと生きていけない。水がないと生きてはいけない。
そして火星ではそのほかにもたくさんの問題が登場します。
圧力の問題。突風が吹いてくる問題。
火星が不毛な惑星な理由
・水
火星は大気のほとんどが二酸化炭素だから、
水素や酸素がなく水が発生しません。
・温度
表面温度は平均マイナス43度。最高気温が約20℃。
大気の組成は二酸化炭素が95%、窒素が3%、アルゴンが1.6%で、他に酸素や水蒸気などの微量成分を含む。
二酸化炭素といえば、ドライアイスと同じ状況になるので、一瞬ですべてが凍り付いてしまう。
・重力
火星の地表での重力の強さは地球の40%ほどしかない。
つまり地球よりも高くジャンプができる。
・火星の大きさ
火星の表面積は、地球の表面積の約 1/4
意外に小さいんですね。
火星の風速
極地方に吹き付ける400km/hに達する強い風が発生する。
一時間に400000mっていうことは
一分で6666m
秒速111m
秒速111mの風。
これはやばい!!!
映画オデッセイに出てきたSOLとは何か
SOLとは太陽暦のこと。
地球は自転や公転の関係で一日が24時間になりますが、
火星の1日は地球より長く(1火星太陽日、1 sol)は、24時間39分35.244秒である。
火星での一日=24時間39分35.244秒のことを1SOLと数えるので
実際に火星でサバイバルするときに500SOLだと地球の暦では508日に相当します。
また地球と同じように太陽に対して自転軸を傾けたまま公転しているので、火星には季節が存在する。
宇宙飛行士マークはどうやって生き延びたのか?
1.火星にないものを生み出した。
・食料
・水
食料は宇宙船に保管されていた宇宙食として使われなかったジャガイモ。
ジャガイモは無性生殖で増殖してくので、室内(外だと温度などの関係や突風で枯れてしまうので)で育てました。
水は水素と酸素を足して生成。
ちなみにマッドディモン扮する宇宙飛行士マークは生物学者でもあったのです。
不毛な星、火星と呼ばれながらもその環境下で知恵をつかってサバイバルするマーク。
実際にこれって現代日本でも当てはまることだと思いました。
モノはあふれているけど、心はまさに不毛な星火星のような人が多い現代。
しかし、あきらめずにどうしたらいいのかロジカルに考え、行動すれば、
肥えていない土壌でも何かが生み出せる。
これは才能があるかないかの問題じゃない。
自分が行動するか、しなかったかの違いだと思いました。
2.助かる可能性が少なくても諦めないこと
地球からかけ離れた場所にある火星。
火星で一人遭難したらそりゃ諦めちゃう人ばかりでしょう。
しかし、マークはあきらめなかった。
自分が生きた証をログに残し、
あがいた。
これは人生の中で逆風が吹き荒れる時期もあるでしょう。
そんな時には
「逆風はいつか止む」
そう信じて行動する。
順風も逆風もどっちも同じ風。
たとえ逆風でも風が吹いているなら、
風向きが変わる瞬間は必ずある。
これが生き残るために必要なことだと思います。
3.ピンチになっても諦めない
マークは劇中で時速400Kmの突風に遭い、住んでいたところがめちゃくちゃになってしまいます。
来ていた酸素を供給し、気圧を守る服もヒビが入り、
また冒頭ではおなかにアンテナの一部が刺さってしまいました。
独りぼっちで死にかけたマーク。
しかし、冷静に対処しその難所を乗り越えたのです。
これはむしろ一人だったからこそ、乗り越えられたのかも。
「一人で盛り上げる気がなければ、たとえ二人でも持ち上がらない。」
という言葉がありますが、
自分ひとりでなんとか乗り切ろうっていう気持ちがない限りは、
たとえ回りに仲間がいても助かる、うまくいくとは限りません。
新社会人には是非見てほしいなオデッセイ
火星で遭難するなんていう究極な状態ではないにしても、
新社会人にとって未知の世界で働くのは少なからずこの映画オデッセイの主人公マークと
似た心境になります。
そこでどうサバイバルしていくのか、
どんな気持ちで臨めばいいのか
生きるってどんなことだろう?
それが一本の映画に濃縮に映し込まれている。
そんな作品でした。
映画はしょせん絵空事の創作?
かもしれませんが、
その中にたくさんのリアリティや真理は埋蔵されている。
僕はそう思います。
グッドラック!
ライター:上條
コメント