人つなげ屋さんの人脈論今回はドラクエ風コミュニティの役割について
人つなげ屋さんの人脈論、このコーナーは人つなげ屋さんを生業にしております上條が
自身の体験や考えから、よりよい人脈の形成や
人間関係でのトラブル解決などについて独自の視点から書いているシリーズです。
さて、今回はドラクエ風コミュニティの人員配置術。
実際にコミュニティにはそれぞれ役割があり、
またよいコミュニティを継続するには
それぞれに該当するメンバーを集めること
また適材適所、その人の適性や資質にあった役目を任せることが大切になります。
最初に結論を書いておくと
■今回の話の結論というか要点 ・タイプ分けすることは適材適所を見出す上で必要 ・しかし人は皆全タイプの素養を持っている ・この人はこのタイプと断定してしまうのはもったいない ・臨機応変に役割を変えた方が光る人物は増える ・誰しもがコミュニティ勇者タイプの素養を持っている ・まずは相手の性質や資質、これを知ろうとすることが始まり |
実際にドラクエはコミュニティを学べるゲームだった
ドラクエで言う所のドラクエ3、ルイーダの酒場をイメージしてください。
アリアハンにて、ルイーダの店で仲間を募ります。
あまり偏りすぎてもよいパーティにはなりません(遊び人×4人とかかなり難易度が高いですよね)
ということで実際にそれぞれのメンバーと最適な役割について見ていきましょう。
勇者はコミュニティリーダータイプ
ドラクエで一番わかり易い職業っていえば勇者
勇者は、コミュニティで言うところのリーダーに該当します。
ドラクエも主人公(プレイヤーの主観)が他のパーティメンバーを導いていくので
このガイド役、リード役としての役割が非常に大切です。
コミュニティ勇者タイプの特徴
コミュニティ勇者タイプの特徴です。
・人を動かす力がある
・魅力的
・ヴィジョンが明確
・耐久力がある
・柔軟性がある
・意志が強い
・自分以外の人物に脚光を当てようという気持ちが薄い
コミュニティ勇者タイプの注意点
しかし、かといって、リーダー(導くもの)、船頭となる立場のものが迷走すれば当然、他の団員も迷走します。
ドラクエは、一つの目的(世界を救う)という目的とそこに突き進むベクトルの一致
中間ゴールの明確さがあったので、うまくいきますが、
実際にこういったものが曖昧だとみんな迷子になってしまいます。
実際に、何もしなくてもコミュニティ勇者タイプは目立つので、
自分に当たる脚光を意識的に他のメンバーに当たるようにしていく
という配慮。
これが必要なポジションですね。
勇者タイプは誰でもなれる??
ドラクエの勇者ってステータスもそこまで優れていません。
力は、戦士に勝てないし、
魔法使いみたいにMPが高いわけでもない
武道家みたいな素早さもない
つまりはある種序盤の勇者は凡人です。
でも凡人であっても、明確なヴィジョンときちんと自分が船頭しているんだという自覚があれば
誰でも勇者になれるんですよね。
ということはコミュニティにおいて、きっとやりたい!っていう気持ちがあれば誰でも勇者タイプになれるんだろうな
そう僕は思います。
コミュニティ戦士タイプは営業向き
いわゆるSPのようでもあり、また営業として、知らないフィールドやアウエイに飛び込める勇敢な心をもったコミュニティ戦士タイプ。
実際にムズカシイことを考えるよりも身体が動いてしまうアクティブなタイプ
実際にコミュニティ戦士タイプの特徴
・思考タイプではない
・行動力がある
・精神的にタフ
・でも実際は繊細な部分がある
・自分のフィールド以外でも臆さないで活躍できる
コミュニティ戦士タイプの問題点や改善点
コミュニティ戦士タイプは直感の人物です。
・計算がかったことが苦手
・自分の考えを押し通そうとする
・時にゴリ押ししてしまう
・引き際をいつも間違える
・横柄になりがち
武道家タイプは、戦闘に立って道を切り開く役割
武闘家タイプ、どのコミュニティにもきっといる
「行動力がある人物」
行動力があるからこそ、
先頭にたって、道を切り開く強さがあります。
新規開拓などもリーダーである勇者がしなくても
こういう突破力がある人物に任せてみると効率よくいくかもしれませんね。
コミュニティ武闘家タイプの特徴
コミュニティ武闘家タイプの特徴です。
・フットワークが軽い
・突破力がある
・行動量がある
突破力がある武闘家タイプの問題点
実際に突破力や行動力、フットワークは強い武器になりますが、
それも一匹狼だったらいいのですが、
一コミュニティのメンバーという立場で考えると
きちんと周りと足並みを揃えていかないと独善的になり、
周りの支持を得られなくなる。
特には立ち止まって、周りを見たほうがいいのかもしれないですね。
僧侶タイプは、相談役や仲裁役
コミュニティ僧侶タイプは、実際にコミュニティ運営で障壁となる
意見の対立や意見の相違などの時に
両者それぞれの立場に立って仲裁役になったり、
またメンバーからの相談役に向いています。
この人に相談したら安心だという方、どのコミュニティにもいますよね。
話をするだけで安心できるような
また気持ちを鎮めてくれるようなそんな聞き上手な人。
コミュニティ僧侶タイプの特徴
コミュニティ僧侶タイプの特徴は、
・聞き上手
・穏やか
・めったに怒らない
・自分よりも相手や集団を優先できる
・献身的
コミュニティ僧侶役の問題点
そんなコミュニティ僧侶役の問題点は、
自我を、もっというなら自分のアイデンティティを押し殺しすぎるところ
もっと自分というものを前に出してもいいのに、ついつい遠慮してしまう
損な役回りも多いです。
商人タイプは、人脈コミュニティ拡大タイプ
コミュニティ商人タイプは、人脈やコミュニティを拡大できるタイプです。
実際に、コミュニティ商人タイプは対人スキルが高いので
自陣に味方を増やすことができます。
また新しい団体とのハブとなったりと
色々な形でコミュニティを拡大していくには必要な人財。
コミュニティ商人タイプの特徴
コミュニティ商人タイプはこんな特徴があります。
・人当たりがいい
・話術に長けている
・頭の回転が早い
コミュニティ商人タイプの問題点
頭の回転が早いコミュニティ商人タイプですが、
実際に拡大することに没頭しすぎて、当初の目的を忘れがちです。
またそれが損か得かを考えがちな部分があるので
行動が偏りがち。
実際にちょっと周りの意見を聴いて、現状の規模とその団体、コミュニティが目指しているものを共有すると
うまく進むでしょう。
コミュニティ魔法使いは、クリエイタータイプ
コミュニティ魔法使いタイプは、クリエイタータイプ。
新しいことを生み出し、また知らないことを学ぶのが好き。
実際に今ないものを創作することに長けている。
学者であり、クリエイターである人物。
コミュニティ魔法使いタイプの特徴
そんなコミュニティ魔法使いタイプの特徴としては
・読書が好き
・ものづくりが好き
・考えるのが好き
・一人の時間が好き
・
コミュニティ魔法使いタイプの問題点や改善点
コミュニティ魔法使いタイプのこれからの課題としては
・基本一人が好き
・一人の時間を他のことに強いられるのを嫌う
・感性で行動する
・没頭しやすく視野が狭くなりガチ
・論理先行型となり、行動する前にしっかりした準備を必要とするので行動は遅め
・集団生活はちょっと苦手意識がある
実際に一人を愛し、学ぶことが大好きコミュニティ魔法使いタイプですが、
一人の時間と集団の時間をうまく両立できたらうまく機能できるでしょう。
コミュニティ遊び人タイプはムードメイカー
実際に何かをするっていうわけではないけど、
その場を和ましてくれるコミュニティ遊び人タイプ。
実際に自身が楽しんでいるので、
周りをも楽しませる資質がある。
ただ、何かしらの目的を強いられるのが好きではなかったりする自由人。
コミュニティ遊び人タイプの特徴
コミュニティ遊び人の特徴は、
・ムズカシイことは嫌い
・今を楽しめる
・ノリが良い
・楽しみ方を知っている
・人を喜ばせるのが好き
という特徴があります。
コミュニティ遊び人の問題点や改善点
逆にこの遊び人タイプの問題点としては
・コミュニティが遊び人タイプばかりになると統率が取れなくなる
・元々目的がないので何かをするっていうのに楽しさを見出さないと賛同しない
・継続して何かをするのが苦手な場合がある
・真面目な話し合いを耐えられない
ということで、楽しい時はいいのですが、
シリアスな場面にはめっぽう弱い!
人生謳歌したいタイプがこのコミュニティ遊び人タイプです。
コミュニティ賢者タイプは万能タイプ
コミュニティ賢者タイプは万能タイプ。
実際にどんなポジションでも落ち着いていい仕事をしてくれるのがコミュニティ賢者タイプ。
年長者に多い。
また、一歩引いて俯瞰して物事を見られるという洞察力と観察力がある。
コミュニティ賢者タイプの特徴
コミュニティ賢者タイプは
・寡黙
・経験豊富
・万能型
・アシストがうまい
・まとめ役
・知恵者
コミュニティ賢者タイプの問題点
そんな一見万能そうなコミュニティ賢者タイプの弱点や問題点としては、
・自らコミュニティに入ろうとしない
これ!
実際に様々な経験をし、また自身もコミュニティ勇者タイプとしてコミュニティをまとめた経験もある
賢者タイプはそもそもコミュニティによっぽどの事がないと加入しません。
これは三国志演義で言う所の「三顧の礼」で迎え入れたりしない限り
自発的にやってくることは稀有。
ということで書いてきましたが、
実際に人ってそこまでシンプルでもないし、
まだまだ眠っている才能は沢山ある。
それを潰すも活かすも
結局はそのコミュニティの体質や考え方による所が大きい。
まずは人を知ること
己を知ること
人を受け入れること
自分を開示すること
また強いレッテルで人を縛らないこと
相手を認めること
ここが必要になってくるのがコミュニティでの役割分担となります。
ライター:上條
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