WEB業者さんに安易に依頼するのはちょっと待った方がいい話
長野県でWordPress勉強会こと、上條サロンを運営して、ちょうど今月で3ヶ月目に突入します。
さて今回は結構僕がこれはちょっと危険だなって思う「WEB業者さんに安易に依頼すること」
これについての危険性について書いていきたいと思います。
自分でお店を開いたり
事業登録をすると
決まってWEB屋さんから
「うちでHPつくりませんか?」
という依頼がきます。
ここでお店をオープンしたばかりの人や事業をスタートして、かつWEBの知識がない人は考えます。
「 確かに、今の時代はチラシではなくてWEBで集客する時代だよな!」
「 といっても自分はWEBの知識ないし、自分で作ることとかできないし」
「 友人にWEB詳しい人もいないし、初期投資だな」
ってなると、ちょっと高くてもWEB業者さんに依頼せざるを得ない状況になりがちです。
ここで、WEB業者さんに仕事を依頼することが悪いとは言いません。
しかし、実際によく考えずに上記の思考のみでWEB業者さんに仕事を依頼すると失敗する可能性が非常に高いので
今回はそれを書いていきます。
WEB屋さんに自分のお店のサイト依頼をする前に考えなくてはいけないこと
WEB屋さんに自分のお店やサービスなどの依頼をする前に考えなくてはいけないことをまとめていきます。
・WEBって作って終わりではない
・WEBって長期的に付き合っていくもの
・WEBって常に変化するもの
・WEB業者さんのスキルやレベルはピンキリ
・WEB屋さんに依頼すると素人では管理できないカスタムされる可能性もある
・WEB屋さんに頼むと自分でやるよりもかなり費用がかかる
・自分である程度知識ないとWEBについての良し悪しはわからない
というわけでまとめていきましょう。
・WEBって作って終わりではない
▶WEBは、コンテンツ(ページ、中身)そしてキーワード、SEO対策。
サイトスピード、競合他社との関係性
ココらへんを意識して育てていかなくてはいけないものです。
つまりは、作ってそれで更新しなければ勝てるものも勝てません。
コンテンツのボリューム、またそこできちんと自分がつかみ取りたいキーワード選定をして
良質な訴求力のあるサイト運営をしていかなくてはならないのですが、
結局、WEB業者にWEBの知識のない人が依頼するということは
「WEB制作費」+「月々のWEB運営費」を支払わないといけなくなる状況に自ら足を突っ込むことになる。
ここです。
WEB制作費は、最低でも20万円はかかります(相場としては50万から80万円が平均値となるでしょう)
更に、月々WEB業者に運営や管理を代行依頼すると3万円/月
かかると過程すると、
500000円+(30000×12ヶ月)=860000円。
約100万円年間支払わなくてはいけないということにもなりがちです。
・WEBって長期的に付き合っていくもの
▶WEBって自分の子供と一緒。
一緒に育てていくもの。
つまりは、2017年、2018年、2019年、と更新していきながら、良いサイトに育てていくのがWEBです。
ということは長期的にランニングコストがかかることからは避けられません。
ある程度自分でWEBの知識があれば、自分で管理もできるでしょうが、
そういう知識がないと、業者に丸投げ。
これでは、「 自分のヴィジョンにあったWEB運営」はできにくいのかもしれません。
・WEBって常に変化するもの
▶WEBは常に進化しています。
最近も「AMP化」「https:化」「レスポンシブ対応」などここ数年で大きく変わっています。
過去5年前はまだPC閲覧率がスマホ・タブレットからの閲覧率よりも高かったので、
PC閲覧を軸にしてWEB製作していけばよかったのですが、
最近は80%以上がPC以外のデバイスからの閲覧となります。(例外もありますが)
となると、スマホでどうのように見せるのか?
また閲覧者のコンバージョンを上げるためにきちんと導線を貼れているのか?
ここが重要になります。
PC:横長のディスプレイ
スマホ・タブレット:縦長のディスプレイ
もちろん、スマホを所有していない層に向けてのサイトならば話は違いますが、
またこれももう数年したら、スマホから次のデバイスが登場するでしょう。
その頃はPCももしかしたら縦長になっているのかもしれません。
という時代の動きとともに成長し進化しているWEB業界についてある程度の知識を自ら持つことは
自分のサイトを所有、管理する上では重要です。
・WEB業者さんのスキルやレベルはピンキリ
▶実際にWEB屋さんが作ったサイトを複数拝見して思ったのですが、
一言「レベルが低いものが多すぎる」
WEB屋さんにWordPress導入を依頼すると、既存のテーマ(テーマとは見せ方です)ではなく、業者さんの
オリジナルテーマを使うことが多いのですが、
これもまた問題があります。
・WEB屋さんに依頼すると素人では管理できないカスタムされる可能性もある
▶WEB屋さんのオリジナルWordPressテーマを管理画面からいじったことがありますが、
一般的にWordPressを使用する人なら利用しないような見たこともないプラグイン、
またPHPやCSSの表記も一般的なそれとは異なってきます。
これは
◯一般人が扱えないようにあえてムズカシイ仕様にしてある
◯商売をするためにオリジナルテーマにWEB知識を詰め込んである
どのみち使い勝手が悪かったり、
WEB業者▶自分に管理を引き継いだとしても難航しそうな「地雷」いや、地雷というよりも「時限爆弾」のような
そんな印象を僕は受けました。
・自分である程度知識ないとWEBについての良し悪しはわからない
▶次にWEBについての知識があまりない場合、そこを全く学ばないと
「SEO」「訴求力」ここらへんが理解できません。
僕が以前在職していた企業でもWEB担当をしていたのですが、
そこの社長、副社長ふくめ幹部の人間は全くWEBの知識がありませんでした。
そこで言われたのは、
・期限が過ぎたイベントページは削除しろ
▶ページはコンテンツです。期限が過ぎたイベントページを削除するのは悪手です。
その手法だと何時までたってもボリュームのあるサイトにはなりません。
・絵文字を増やせ
▶絵文字や顔文字が多いサイトは、企業のブランドと乖離する場合もあり、
またSEO的にも絵文字、顔文字は不要なものです。
・この改行はなんとかならないのか?
▶閲覧者が「iPhone5S」で見た場合と「iPhone7」で見た場合、当然改行は異なります。
またPCやアンドロイド端末も含めれば統一された改行は無理。
いつまでワードやワープロ、紙面のチラシを作っている気分でいるのですか?
と反論したくなりました。
こういうのは全くWEBの知識がない人間に一から説明するのは非常に骨が折れます。
と、ここで僕が言いたいのは、
WEBを一つの宣伝媒体として使いたいならば、せめて基礎部分は業者に委託するしないにかかわらず学ぶ必要性があるということです。
・自分である程度知識ないとWEBについての良し悪しはわからない
▶最後にWEBの知識がないと、WEB業者に依頼してもその良し悪しはわかりません。
結局、料金だけで見てしまい、
質の悪いサイトを料金をケチって作ってもらう。
こういうのをなんというかと言うと
安物買いの銭失い
といいます。
意味合いはわかりますよね?
安物買って、貴重な銭というライフポイントをただただ無駄遣いすること。
WEBに対して知識ない人はまさにこういう悪い循環に陥りがちですね。
最後に解決法
自分でWordPressやWEBを触ってみた方がいい
WordPressを全くの素人が開設するには、
ある程度のガイドラインがあれば1時間で開設は可能です。
実際にその上で、
・サーバって何?
・ドメインて何?
・WordPressて何?
こういうのを自分で触れながら失敗しながら迷いながら学んでいく。
自分で学んだことは財産になり、
いずれ自分の武器になります。
そんなわけで、
現在
火曜日:伊那市
水曜日:松本市
金曜日:松本市
こちらで開催している上條サロンでは
一からWordPressを知らない人にWordPressを通じて
「ブランディング」「収益化」「SEO」などについて教えていこう、
そういう気持ちでやっているわけですが、
こういう注意喚起の記事もやはり書いていかないと、
安物買いの銭失い
になる方を未然に防げるのかな?
なんて思って今回は書きましたが、
最後に
※僕はWEB業者を否定するつもりもありませんし、彼らも自分の仕事を懸命にやっていると思います。
今回はWEB業者に仕事を依頼する側の心構えとして書かせてもらいました。
ライター:上條
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