答えの見つけ方
先日のラジオねこきっくの収録にて、1コーナーに「PICK UP!」のコーナーというものを新設しました。
これはラジオMCの安東さんと上條が最近(今まで)気になっているものを紹介していくというコーナーです。
第一回目のテーマは「漫画」でした。
僕はベタな作品を紹介したのですが、
MC安東さんのご紹介されていた作品の一つが「ブルージャイアント」という漫画でした。
主人公の宮本大が世界一のジャズプレイヤーになるという物語でした。
◯6月1日オンエアのラジオねこきっくはこちらから
数日経って、さっき自宅に帰省し、お風呂に入る前にAmazonでブルージャイアントの電子書籍版をダウンロードしてみたのですが
これがものすごく熱い。
ジャズって何?
楽譜も読めないスタンダードもわからない
という主人公宮本大の中学生からの物語が綴られているのですが、
ジャズと出会い、自分も聞き手ではなく、演奏できるようになりたい。
そう感じた主人公の成長と音楽の物語です。
さて、今回のこの記事のテーマが「迷いがなくなる答えの見つけ方」
とありますが、
僕の考えでは、答えはそもそも自分の中に備わっているもの。
もともと答えや選択については自分でわかっているものなのですが、
どうしても
それを選ばない理由や、後ろに下がる、または立ち止まる理由を僕らは一生懸命になって探しがちです。
また、この「答え」というものは、心が欲しているもの、望んでいるものを指しますが、
この答えというものを見つけるには、第一に自分の心と向き合わないといけません。
つまりは自分との対話です。
時には一人になって自分自身と対話してみる。
また思考ではなく、感性で広がる世界に在るモノからヒントをもらうことも大切だと思います。
答えというものは、じっとしていません。
どこかに隠れようともしますし、
また外部のノイズで姿が見えなくなることもしばしば。
これが答え=自分の心というものなんだなと感じますが、
世界には魂を輝かせて作られた作品や音楽、景色などが多くあります。
そういった言葉がいらないきれいなもの、圧倒されるもの、自然なものの中に
自分の答えのヒントや手がかりになるものが隠れていることもあります。
今回の「ブルージャイアント」を僕はまだ2巻しか読んでませんが
この中で感じたのは、
・強く望むこと
・ひたむきな努力
・めげないこと
ココらへんが自分がスッキリと人生と向き合って歩いて行くためには必要なものではないだろうか?
そう感じました。
ジャズは、演奏者の魂の叫びであり、
スタイルや体裁にとらわれない自由な魂の咆哮。
つまりは、叫びです。
それをサックスなり、ピアノなりに乗せて演奏する。
それが原初音楽であるジャズというもの。
そこにうまいも下手もなく、
また優れているもの優れていないもない。
これって人生でも同じことが言えるんじゃないかなって思いました。
著名なものが尊いわけでもない。
無名なものが卑賤なわけでもない。
初心者の魂も輝いていて、
時に熟練したものに何かを感じさせる輝きにもなりえます。
自分との対話で重要なこと
人は意識内外関わらず、自己との対話をしています。
それは無音の対話でもあり、時に書面になったり、映像になったりします。
この対話の中で重要なことは、
自身の声にフタをしないこと。
自身の望みを自分で打ち消さないこと。
人は不安になると逃げ出したくなります。
または放棄したくなります。
この時、ちょっと立ち止まって自分自身を見つめてみる。
この自分がいろいろな原因や理由からフタをしてきたことの中にこそ大きな答えがあり、
その中に本来の自分がいる。
僕自身も本来の自分の望みや声に耳をきちんと傾けているとはいい難いのですが、
これを習慣化させることにより、
迷いのない選択、
伸びやかな生き方、
他者にしばられない自由、
そういったものを得られるのではないでしょうか?
また世界はノイズ(雑音)が多い。
その雑音に耳を傾けすぎないこと。
人の言葉に振り回されないこと。
軸は自分。
あくまでも軸は自分です。
それを人からのノイズに振り回されすぎると軸を自分とすることができなくなります。
・軸は自分。
・決めるのは自分。
・責任を負うのも自分。
これが自己との対話する時に大切なことの一つです。
ということを僕はブルージャイアントを読んで強く感じました。
この漫画はいい!!!
また今ジョン・コルトレーンを聞きながらこの文章を書いていますが
ジャズもいい!
いいものに気が付かないで人はもったいない生き方をしてしまうことがあります。
知らないだけ。
でも知ってしまったもの、大切なものは自ら手放さない。
これ、今回僕が一番いいたかったことですね。
人生脚本家:上條
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