11月11日から上映!すずめの戸締まりの主人公のモデルは天照大神?
すずめの戸締まりを見てきました。
11月11日というスピリチュアル性が高い開運日に公開開始するというのも、とても意味があるように感じられる今作「すずめの戸締まり」ですが、前作の天気の子、前々作の君の名は、それぞれ日本神話などに由来するストーリーの由来があり、
今作も監督である新海誠監督からのメッセージがあるのでは?と感じました。
また一回映画を見ただけでは、なかなか細部まで意味が理解できない難解な作品でもあるすずめの戸締まりなのですが、
映画を見終わってから、「あれってどういう意味だったのだろう?」と疑問に思うことがいくつもありましたので、
私なりのすずめの戸締まりの考察を書いてみたいと思いました。
第一回目の今回は、主人公「岩戸鈴芽」についての考察となります。
すずめの戸締まりの主人公「岩戸鈴芽」に隠された秘密
すずめの戸締まりの主人公「岩戸鈴芽」。この名前を新海監督が名づけたことにも深い意味があると思う。
岩戸が連想させるもの➡天岩戸・天照大神・須佐之男命・アメノウズメ・戸隠・宮崎県高千穂町
すずめが連想させるもの➡神の眷属・観音菩薩・
「すずめ」の語源の語源から見ていってみよう。
すずめとは、”小さいもの”を表す「ササ(細小)」を意味する「スズ」、
それに+して群れや鳥を表す「メ」が合わさったものだといわれています。
「小さいもの」+「群れ」=すずめという語源の由来となっています。
またスズメは稲穂につく害虫を食べてくれる益鳥として古くから愛されており、
「難をついばむ吉鳥」として信仰されています。
「すずめの戸締まり」では日本中で開きかけてしまった扉(後ろ戸)を戸締まりしていくために九州から最終的には東北まで旅をしていきますが、こうした戸締まりも雀の特性である「難を逃れる(戸締まりする)」ことにつながっているように感じます。
スピリチュアル的な雀の象徴は「幸運の象徴」
古くからスズメは「厄をついばむ」と伝えられており、厄除けや家内安全・商売繁盛の象徴とも言われています。
劇中でもすずめが訪れたお店が千客万来になる描写が二か所(旅館・クラブ)でありましたが、
こうした千客万来(お客さんをたくさん連れてくる)というのもすずめの特徴といえるでしょう。
すずめは観音菩薩の化身とも
すずめの中でも羽毛の白いスズメは観世音菩薩の化身と言われています。
白いすずめは霊光を放ち、大きな吉祥をもたらす瑞鳥です。
瑞鳥とはめでたいことの起こる前兆とされる鳥。 鶴や鳳凰などが主な瑞鳥ですが、その中に雀も含まれます。
すずめの戸締まりの詳細
〇ストーリー
九州の静かな町で暮らす17歳の女子高校生の岩戸 鈴芽(いわと すずめ)。彼女はある日の登校中に扉を探している青年・宗像 草太(むなかた そうた)に出会う。彼の後を追って山中の廃墟で見つけたのはある一つの扉だった。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばす。そこにあったのは広い草原と全ての時間が混ざりあった空があった。
その後二人の前に人間の言葉を話す謎の白い猫、ダイジンが現れ「お前は、邪魔」と話した瞬間、草太は鈴芽がまだ幼い頃に使っていた椅子に姿を変えられたのだった。やがて、日本各地の「災いの扉(後ろ戸)」が開き始める。
本作では日本各地の廃墟を舞台として、災いの原因となる“扉”を閉じていく少女の解放と成長を描く
〇キャスト
出演者一覧
原菜乃華➡役岩戸鈴芽(いわとすずめ)
/九州の静かな町で叔母と二人で暮らす17歳の女子高校生
松村北斗➡役宗像草太(むなかたそうた)
/“災い”をもたらす扉を閉める「閉じ師」の青年
深津絵里➡役岩戸環(いわとたまき)
/漁協で働くすずめの叔母
染谷将太➡役岡部稔(おかべみのる)
/漁協に勤めている環の同僚
伊藤沙莉➡役二ノ宮ルミ(にのみやるみ)/女手一つで幼い双子を育てる神戸のスナックのママ
花瀬琴音➡役海部千果(あまべちか)
/すずめが愛媛で出会う同い年の活発な少女
花澤香菜➡役岩戸椿芽(いわとつばめ)
/すずめの母
神木隆之介➡役芹澤朋也(せりざわともや)
/草太の友人
松本白鸚➡役宗像羊朗(むなかたひつじろう)
/草太の祖父
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