ディッキー・フォックスの名言でぶっ生き返す
週末、ビデオ屋さんにいきました。
本当は「ウォーキングデッド」がみたかったけど、
当日借りてきたのは、
・黒澤明監督の「用心棒」
・雑誌lifeがテーマとなった「life」
・トムクルーズの「ザエージェント」
黒澤明監督の用心棒は、スターウォーズのダースフォース役のオファーも来た(結局断ってしまったそうだけど)名俳優三船敏郎さんの代表作。
ただただ、三船敏郎かっけー!!!!そして、
勧善懲悪!
スカッとするストーリー展開と剣劇。
雑誌lifeをテーマにしたlifeは、とてもカラフルでまたその映画に盛り込まれていたlifeの格言もこれまたアツかった。
しかし、今回は「名言でぶっ生き返す」シリーズとして、この映画ザエージェントで登場した名スポーツエージェントディッキーフォックスの名言をお届けしよう。
※ぶっ生き返すシリーズとは、マキシマムザホルモンが作った造語ぶっ生き返すようなアツい名言をお届けするシリーズだ。
ザエージェントってこんな映画
スポーツエージェントのジェリーマクガイアは、スポーツエージェント界の在り方に疑問を感じ、
25頁に渡る提案書を書いた。
翌日その提案書を社で配ったジェリーは解雇されてしまう。
そして、同社の事務をしていたドロシーと共に新会社を作る。
今までいたクライアントは、専属エージェント権を元同僚のシュガーに奪われてしまい
ただ一人、ジェリーのクライアントとなったロッド・ティドウェルと共に新たな人生と闘いを始めるのだが….
っていう話。
この映画は、普段のトムクルーズらしくなく人間くさい。
挫折を繰り返し、泣いて笑って失望して、希望を抱いて生きている。
またドロシーとの恋模様も、改めて見ると、感慨深い。
女心っていうのは難しいもんだなって思ったけど、
スポーツエージェントの視点から、
人生とは?
結婚とは?
友情とは?
という問いかけ。
さて、ここで本題に戻ろう。
この映画の要所要所にちりばめているディッキーフォックスDicky foxの名言。
この名言にシビれた。
ディッキーフォックスの名言でぶっ生き返す
“成功への鍵は、人間同士の関係にある”
エージェントとしての仕事は、クライアントであるスポーツ選手とチームとの年間契約を交渉して、
その中から何%かのマージンをもらうというもの。
ジェリーが元々いた会社のマージンは25%
ジェリーが提案したマージンは7%
契約を取るために、選手とエージェントの人間関係が良好でなくてはいけない。
これはスポーツエージェントの世界の話だけではなく、
どの業界でも言えることだと思った。
そのお客さんが一見さんだとしても、
原点は人間関係。
この映画で、ロッドはシュガーに誘惑される。
「もっといい条件で契約交渉するから、ジェリーと手を切って、僕と契約しよう」と。
しかし、ロッドはこういう。
「最後まで俺のエージェントは、ジェリー君だ。最後まだな。」
これだと思った。
この関係性こそが、大切。
師曰く、「何をするかじゃなくて、誰と仕事をするか」
つまりは、誰と信頼関係を築いていくのか?
ということだと思った。
実に大切な言葉だ。
“パンチを耐え忍べ。いつでも明日がある”
パンチ、ピンチ、ポンチ!!!
ボクサーじゃなくても、常にパンチの応酬を受けることになる。
これが人生だ。
そのパンチを耐え忍ぶ。
今日はうまくいかなくても、でも明日はまっさらだ。
まっさらな明日にもう一度トライしてみたらいいんだ。
”万人を愛せなければ、商売なんてできない”
商売をする上で、ディッキーフォックスの言葉によると、
「万人を愛せ。」とある。
万人を?
万人を愛するっていうことはどういうことなんだろう?
考えてみた。
きっと、万人という言葉には、
相手は自分を投影したものだという心理学で学んだ知識が思い出される。
つまりは、どんな人物と接しても、そこには自分の在り方が問われる。
相手に問題があるのではなく、自分の気持ち、意識、考え方、これを見直すチャンスになるんだ。
“朝起きるのが気持ちがいい、目覚めると手を叩いてこう言うんだ。「きっといい日になる!」”
ディッキーフォックスの成功哲学の好きな所は、そのどれも前向きだというところ。
これは、人生に悲嘆せず、焦らず、生きるっていうことは、きっと運とかじゃなくて
自分の心持ち次第なんだっていうことを思った。
“愛がなければ、売り込みは成功しない”
売り込みをする機会は多い。
売り込みをする時に、そこに「愛」がなければ成功しない。
「愛」って何だろう?
映画を見ながら考えてみた。
愛っていいかえれば、相手を思いやる気持ち。
自分の利益ばかりを優先しないという姿勢。
そして、信頼関係。
それがなければ、商売を抜きにした人間関係も、またビジネスも成功しない。
そう思った。
“ここ(ハート)が空なら、これ(頭)も役に立たん”
ディッキーフォックスの提言は、どれも同じ方向性があって気持ちがいい。
大切なのは「愛」「ハート」
「ハート」とは何だろう?
それは熱情だったり、パッションだったり、また覚悟だったりするんだと思った。
ハートが熱ければ、何事もうまく行く。
“なぁ、私も完璧じゃない。私だって本当は何度も失敗を重ねてきた。だが、妻を愛し、人生を愛せば、きっと君も成功できるはずだ!”
映画の最後で紹介された。ディッキーフォックスの名言。
この映画は作中で2回3回とジェリーは失敗する。落胆する。取り乱す。
それでも、最後に人生の成功を勝ち取ったのは、
彼が人生をそして妻を愛したからだろう。
また気になったのが、作中に登場した児童保育士のチャドが紹介していた。
マイルスデイビスとジョンコルトレーン。
まだ音楽が、音楽の魂が自由だった頃の「ジャズ」
これもまた聞いてみると、グッとくる。
Miles Davis & John Coltrane – Kind of blue
たまに映画を見るのは、本当にいい。
また以前見た映画を見直すのもいい。
人生の節目には、自分にとって大切な本や、映画、音楽を改めて何もせずまっさらな気持ちで鑑賞すると
あたらしい発見がある。
そう思った。
ライター:上條
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