真木よう子コミケ撤退
アニメげんしけんを見ていると、夏と冬のコミケに出展(あと買い物)をするために
時にぶつかりあい、徹夜し、打ち合わせをし、努力を重ねる部員の姿がとても印象的です。
芸能人がコミケ参戦をするための方法を今回は考えてみました。
今回、真木よう子さんの一件をザックリと説明すると
[aside type=”normal”]真木よう子さんザックリ説明すると
◯コミケ出展を表明
◯クラウドファンディングで資金を集めようとする
◯コミケに申し込む
↓
ヲタから批判を受ける
↓
コミケ撤退と謝罪[/aside]
この原因としてはいくつか考えられますが
1.芸能人なのにクラファンで資金調達をしようとした
2.コミケやクラファンについて詳しく知らなかった
3.叶姉妹の二匹目のドジョウを狙おうとした
4.普段からコミケに参加しそうな層との交流がなかった
5.ドラマも爆死
そもそも、コミケは「げんしけん」を見ても分かる通り、
一般人の祭典です。
ある種のアニメ好き・マンガ好き・創作好き・コスプレ好きな一般人の聖域(サンクチュアリ)なのがコミケなのです。
そこに断りもなく芸能人が参入してしまうと、
このコミケの空気感や安息が踏み荒らされてしまうような印象を多くの人は受けるでしょう。
あたかも、高校の文化祭に、もう大学生になった先輩がシャシャリ出てきて、
仕切りだすようなそんな違和感。
そんな印象を受けてしまうわけです。
芸能人でもコミケ一年生の気持ちが必要
後述しますが、
叶姉妹と真木よう子の決定的な違いは、
叶姉妹は、コミケ一年生として今までコミケをささえてきた運営・出展・来場者さんにリスペクトの気持ちがありました。
当然ながら、三顧の礼よろしくまずは自分がお客さんとして、そのイベントに参加していました。
それもコミケのルールに乗っ取り、大金(10000円札は出展者がお釣り用意にこまる)から500円玉を沢山用意して参加するという徹底ぶり。
”郷に入れば郷に従え”
これがきちんと出来ていた、叶姉妹。
一般人のたかがイベントでしょ!?と舐めきっていた真木よう子。
この意識が明暗を大きく分けたのでした。
コミケに関わる多くの人は思います。
「芸能人?だから?
コミケ一年生じゃん。とりあえずロムれ」
コミケの最大の良い点はルールを守っている人には広く門戸を開放しているという世界なのです。
コミケに受け入れられた叶姉妹と受け入れられなかった真木よう子の違い
この違いをザックリとまとめると
1.事前にお客として肌でコミケを感じられた
2.謙虚さがあった
3.自分のブースに来るお客さんのことまで考えての対応ができていた
4.そもそもコミケやヲタ文化を愛していた
5.出展理由などが明確だった
↑
これが出来ていたのが叶姉妹で、できていなかったのが、真木よう子さん。
1.事前にお客として肌でコミケを感じられた
→まずは当然ながら、コミケのあの行列を並んでみて
夏なら暑さ、冬なら寒さを感じること。
これがコミケに参戦するための登竜門でしょう。
2.謙虚さがあった
→自分が芸能人だったとしても、一般人のイベントコミケに参加する上であまりにもプライドが高いと
ATフィールドを貼ったままだと受け入れられません。
自ら受け入れるものが、相手からも受け入れられるのです。
3.自分のブースに来るお客さんのことまで考えての対応ができていた
→「自分で」出展する時に実際にブースに来てくれたお客さんはどうなるのか?
多く来た場合、転売厨に対しての対応、また接客。
これが徹底していた、神がかっている妙技だったので
叶姉妹はコミケの世界に大きく受け入れられたということだと思います。
4.そもそもコミケやヲタ文化を愛していた
→そもそも普段からコミケ関連やヲタ関連のツイートをしていない真木よう子さん。
多くの人は、なぜ真木よう子さんがコミケに参戦するの?え?
….ああ、叶姉妹が今年参戦したのを見て、それで周りに何か吹き込まれたか、
それかコミケチョロいでしょ?って思ったんでしょ?
そう思いました。
僕も思いました。
コミケを愛する人間としてはこういう感じで
「コミケ、チョロい」
「コミケ、舐めプでもいける」
「コミケ、芸能人の私が参加するなら大いに盛り上がるでしょ?感謝しなさいよね!」
的なのが一番カチンときてしまうのです。
5.出展理由などが明確だった
→最後に出展理由、動機。
これも、
多くの人が思う。
「なぜ芸能人がコミケに出展するの?」
「クラファンを活用するのはなぜ?」
「てか、ちゃんとクラファンとかコミケを理解している?」
という部分を払拭できない限り安易に出展するべきではないのです。
芸能人がコミケ出展したい時に取るべき方法
最後に芸能人がコミケ出展したい場合に最低限取るべき行動をまとめておきます。
1.コミケに足を運ぶ
2.日頃からコミケ愛についても発信する
3.ヲタ文化を愛する
4.営利目的にならないようにしておく(売上全額チャリティでもいいと思う)
5.先駆者の例を見習う
6.普段からヲタ層に一目置かれることを心がける
7.自ら歩み寄る。そう自ら歩み寄る
8.まずはげんしけんを読む
9.今期イチオシアニメが何なのか考える
10.芸能人ブランドを持ち出さずに参加してみる(これが無難かも)
11.ちゃんと計画建ててリスクヘッジしてから参戦表明してみる
12.一度宣言したことは覆さない。
今回の件も一旦コミケに参戦表明したのであれば、
抽選に漏れる可能性はありますが、
やれるところまでやってみることが大切でした。
それを、ちょっと炎上しただけで、
あ、やっぱやめます。ごめんなさい。
だと、完全に今回の流れは裏目になってしまいます。
初志貫徹。
これが大切でしたね。真木よう子さん。
また冬のコミケでもこんなドラマがありそうですが、
最後にコミケの名言。
”コミケは一旦受け入れた芸能人に対しては寛容である”
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