部下を育てる上手な褒め方
春の異動や昇進で、多くの管理職が新しい部下を持つことになっただろう。
部下を指導、育成するのは上司の重要な仕事になるが、若田の育て方に悩む向きは少なくない。
まずは「褒めて、育てる」から実践してみてはどうだろう。
以下、ビジネスパーソン3人の実践例。
失敗しても挑戦する姿勢を評価
ヤフーマーケティング・ソリューションカンパニー、パートナー絵以上本部東日本営業部の福山さん。
約40人の部下の約7割が20代、大半が入社5年以内という福山さん。
若手育成のポイントを聞いてみた。
「若手は時に失敗する。そういうときは怒るよりも原因を話し合い、次につなげることが大切だ」と言う。
最近の新入社員の傾向
最近の信州社員や若手社員は失敗を恐れ、合格点を狙う傾向があると福山さんは言う。
しかし、優秀な人の共通点は「失敗の経験があること」
致命傷にならない程度に失敗の経験を積ませていくのも上司の使命。
そこで、オフでは若手を誘わないことも重要なポイントだという。
「年配の管理職は仕事後の飲み会でのコミュニケーションを重視するが、今の若手はオンとオフを明確に分ける。」
つまりは、仕事が終わってから会社としての付き合いとしての「カラオケ」も「飲み会」も今の若手は喜ばないということになる。
上司との酒は仕事
またインターネット調査によると、新社会人・上司の男女100名に
「部下が呑みの誘いに応じる理由」
新入社員の結果
1位:酒を呑みに行くのも仕事だから。
2位:上司の性格や考え方を知りたいから。
上司の考え方
1位:酒を飲む雰囲気が好きだから
2位:酒を呑みに行くのも仕事だから
という感じになりました。
上司世代は単純に酒の席が好きなのですねw
一方新入社員としては一言で言えば「義務」
それはただモチベーションを下げる要因となりかねない。
だからこそ、話を戻しますと、
ヤフーの福山さんはオフは誘わない。という結論に至ったのですね。
褒め方のポイント
- 女性スタッフへの配慮した褒め方
- 小さな仕事にも感謝を伝える
- 「自分をよく見てくれている」と思わせるのがコツ
女性の部下を褒める時は、相手の立場や性格を踏まえて具体的に褒める。
漠然的に褒めるのではなく、どこがどう良かったのか、評価しているのか相手に伝わるように褒めるのが重要です。
そう話してくれたのはアパレル業界のの大手、ワールドのミドルアッパー店舗推進部の渚さん。
例えやって当たり前な仕事であってもその感謝を忘れない。
小さなこともちゃんと見てるよというスタンスを常に示すことが重要です。
とくに女性の新入社員は「足手まといになっているのでは?」と多かれ少なかれ不安を抱えているので
「大丈夫!あなたの仕事をちゃんと見てるし、評価してるよ!」という日常的な評価が部下の自信へと変換されていきます。
新入社員が軌道に乗るか乗らないかは、上司の小さな配慮もまた重要になってきます。
自信を持つにはそれなりの経験(失敗も含め)を積ませていかなくてはならないのですが、
この過程で、失敗しても上司は私のことをよく見てくれているという感覚を与えられたのなら
少しの試練もなんとか乗り越えていけるようになります。
褒めるためのネタ集めを欠かさない
こちらは住友商事の東條さん。
褒めるためのネタ探しやコミュニケーションは欠かさない。
自分から違う部署の若手に声を掛けたりしてもいる。
またただ褒めるだけではなく、時にはきちんと叱ってあげることも大切だと東條さんは言う。
-NIKKEI NEWSより-
かみじょー的部下の育て方まとめ
まずは、自分(上司)の立場を護るために叱ってはいけない。また自分の感情はフラットでなくてはならない。
これは当然ながら、上司が部下を評価や査定するように、部下も上司を、そして企業を評価しています。
相互評価の結果によって離職が起きると考えられます。
なので、企業にとって大切なのは短命な社員を育てることではなく、
社が永続するために長期的に働ける社員を留めることが重要である。
つまりは、特に新入社員のメンタルと極力すり減らさないように気をつけることが先決だ。
どんな時に新入社員はメンタルを激減させられるか?
まずは人間関係。
次に業務上の重圧。
企業は育成ゲームだ。RPGだ。
戦略的に時間をかけて、育てていかなくてはいけない。
だからこそ水に流せることはドンドンと流していった方がいい。
そんな積み重ねが企業をつくり出していく。
皆さんは上手な部下の育て方してますか?
writer:かみじょー
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