8月23日の旅する本
これは8月23日
まだ2日前なのに、随分と昔な感じがする23日。
そう、この日は東京は新宿にて、クリエイターさんたちとお茶会をしてきました。
この日は、行きの電車で超弩級の睡魔に襲われ、
目が覚めたのが、新宿到着の3分前。
そんなこんなで楽しい時間を過ごしてきました。
特につくさんの嫁TKPと皆さんを結び付けられてこれ、よかったなーって思いました。
さてその日の旅する本です。
■SNOOPY COMIC SELECTION 50’s
好きなキャラクターは今までリラックマでした。
今もリラックマ好きです。
リラックマが好きなのは、かわいいから好きです。
しかし、先週スヌーピーってすげー奥行きがある物語なんだなと学びました。
そこで、この日のお茶会が終わってから小一時間、帰宅の便まで余裕があったので、
新宿東口の紀伊國屋書店へ行ってきました。
ワクワクしますね!
タイムリミットが迫る本屋さんでの物色は、
あたかも宝探しみたいな高揚感。
スヌーピーは癒やしをもたらしてくれる。
僕にはそんな作品に移ります。
非凡ではないチャーリーブラウンが
その世界で生活している。
”非凡じゃなくても、大切なものは見つけられる。”
そんなことを教えてくれる作品ですね。
大概フロントエンドに置いてある商品には惑わされないのですが、
どうしても見つけると買いたくなっちゃうのが、
・岡本太郎
・寺山修司
■寺山修司/ポケットに名言を
スヌーピーはファンシーな中にリアルが転がってるような感じがするけど、
寺山修司はガチだ。
寺山修司とは、
”書を捨てよ町へ出よう”で初めて出会った。
なんとも時代を感じさせるような背景に広がる言葉の使い方。
昭和横丁を彷彿とさせるが如く。
そんな中で時に哲学的に
時に刹那的に、
そして時に遁世的に
彼が綴る言葉は、何か心の中にある
夕焼けを想起させるような
そんな眩しさ、懐かしさ、物悲しさを思い起こさせる。
スヌーピーの作者も寺山さんも
もうこの世にはいらっしゃらないけど、
本は素敵だ。
今は同じ世界にいない人を
あたかもこの世界にまだ、まだ強く留めているかの如く。
その本の中には、体温や香りが残っている。
つまりは、読者にとって、作者が生存しているか、いないかって
そんなに大きな問題ではないのかもしれないなって思った。
これは、半世紀以上も前に書かれた作品であっても
その魂はその本に宿る。
僕はそう感じました。
ということで旅する本2でした。
ライター:かみじょー
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