揺れ動くEUとキャメロン&ジョンソン
この英国EU離脱問題で注目を浴びる人物が何人かいますが、
・キャメロン大統領
・ジョンソン前市長
・トランプ
・ヒラリークリントン
ジョンソンさんの政策とトランプさんの政策は類似しているところが多く比較され、
米大統領選のライバルであるヒラリークリントンさんの話題もやはり同時にのぼってきます。
またジョンソン前市長と現英国首相のキャメロンさんは旧知の仲ということも話題に上がってきました。
ジョンソン前市長とは
ボサボサなちょっとだらしない髪形とユーモラスな演説、また市民の支持率もものすごく高い人物。
イートン校→オックスフォード大学へ進学というエリート。
キャメロン首相とジョンソン前市長はこのイートン校からの知り合い。
つまりは30年来の付き合いということになりますね。
その後キャメロン首相は、保守党の調査に埋没し、
ジョンソン前市長は、マスコミをメインに活躍。
ジョンソンさんはその後事件をおこして失脚しますが、
ロンドン市長になるきっかけは、キャメロン首相の助けが大きかったとされています。
そんな公私ともにパートナーのような二人が
今回英国のEU離脱問題では真逆の立場に立った理由としては、
ジョンソンさんとしては、いつまでも市長という座に甘んじてはいられない。
盟友のキャメロンさんに対しては友情だけではなく、やはりライバルという気持ちも少なからずあったことでしょう。
そこで、
「いつまでもキャメロンさんと同じ方針では二番煎じになってしまう。ここで終わりたくない。」
と苦渋の決断からEU離脱の賛成派に回りました。
そしてEU離脱が約2年後に実行され、また盟友キャメロン首相の首相辞任から
後任の最有力候補となってきました。
ジョンソン前市長のしてきた政策
・高齢者対象の交通機関無料パスサービス
・レンタサイクルサービス
など。
もちろん、キャメロン首相の後押しがあっただけでは今の地位はあり得ないと主ます。
現在のジョンソン前市長の立場があるのは、
市民の願いや要望、してほしいことに応えようとしていた真摯な姿勢と行動があったからだと思いました。
傍から見ると、ジョンソン前市長の躍進は日本で例えるならば、
豊臣秀吉の大出世に近いものを感じました。
しかし、実際にここからEU離脱後のイギリスのかじ取りをしていかなくてはならないので、
ジョンソン前市長の今後の雲行きは必ずしも明るいとはいいがたい状況にあるのも確かです。
ライター:上條
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