消滅可能都市ランキングと地域振興地域創生
みなさんは「消滅可能都市」または「消滅可能性都市」という言葉、ご存知でしょうか?
数年または十数年の間に消滅してしまう可能性がある都市を指す言葉です。
■消滅可能性都市
・消滅可能都市の条件1
子どもを産む人の大多数を占める「20〜39歳の女性人口」
2010年からの30年間で5割以上減る自治体。
30年で半分の人口になってしまう。
30万人都市だったら、30年で15万人に。
人口が急減することによって更に人口が減ってしまうという悪循環になってしまいます。
消滅可能都市は、全国の1800市区町村(政令市の行政区を含む)中の49.8%にあたる896自治体が該当。
全国の約1000自治体がそれに該当。
これは非常にまずい状態だと思いました。
・消滅可能都市の条件2
より衰退の恐れが大きい「消滅の可能性が高い」自治体
2040年の人口が1万人を割る523自治体(全体の29.1%)。
今が2016年なのでここから24年後。
東京オリンピック終了後2020年から20年後の2040年に人口が1万人を割ると予想されている自治体が523自治体。
上記のものと合わせると1419都市に上ります。
・消滅可能都市が多い地域
東北:東北が消滅可能都市に該当する都市が多いようです。
・青森岩手秋田山形島根が多い
特に青森、岩手、秋田、山形、島根の5県は「消滅可能性都市」が8割以上。
・消滅可能都市トップは秋田、東京でも豊島区に可能性が
消滅可能都市トップは秋田。
秋田県内25市町村のうち24市町村が消滅可能都市に該当する。
全国で最も減少率が高かったのは群馬県南牧村(89.9%)。
この消滅可能都市の問題は東北や田舎だけではなく、東京も該当する地域がある。
東京23区でも豊島区は唯一消滅の可能性があるという。
消滅可能都市ランキングまとめ
1位 南牧村89.9 群馬
2位 川上村89.0 奈良
3位 今別町88.2 青森
4位 奥尻町86.7 北海道
5位 木古内町86.5 北海道
6位 神流町85.5 群馬
7位 夕張市84.6 北海道
8位 歌志内市84.5 北海道
9位 松前町84.4 北海道
9位 福島町84.4 北海道
9位 吉野町84.4 奈良
12位 下仁田町83.7 群馬
12位 那賀町83.7 徳島
14位 室戸市83.4 高知
15位 粟島浦村83.2 新潟
16位 外ケ浜町83.1 青森
17位 南山城村83.0 京都
17位 高野町83.0 和歌山
19位 東吉野村82.7 奈良
20位 東秩父村82.6 埼玉
20位 神山町82.6 徳島
22位 妹背牛町82.1 北海道
23位 早川町82.0 山梨
24位 能勢町81.4 大阪
25位 能登町81.3 石川
25位 若桜町81.3 鳥取
25位 大月町81.3 高知
28位 南幌町80.9 北海道
29位 曽爾村80.6 奈良
30位 新上五島町80.4 長崎
31位 大豊町80.2 高知
32位 豊能町79.8 大阪
33位 中泊町79.7 青森
34位 深浦町79.3 青森
34位 笠置町79.3 京都
36位 三笠市79.0 北海道
36位 豊富町79.0 北海道
36位 愛南町79.0 愛媛
39位 紀美野町78.8 和歌山
40位 奈井江町78.6 北海道
41位 すさみ町78.5 和歌山
42位 上砂川町78.2 北海道
43位 鮭川村78.1 山形
43位 奥多摩町78.1 東京
45位 小谷村77.9 長野
45位 三好市77.9 徳島
47位 七戸町77.8 青森
48位 上ノ国町77.7 北海道
49位 津和野町77.5 島根
50位 栄町 77.3 千葉
ブロガーができる地域創生
僕もブロガーという立場ですが、
ブロガーとしてできることを考えてみました。
それはその街の魅力を伝えていくこと。
そして情報を提供していくことだと思います。
情報提供をしていくことによって
注目が集まり、移住者が増えるきっかけになるかもしれません。
僕が住む長野県でも消滅可能都市に該当する地域がある。
地域創生なんて大それたことではないかもしれませんが、
それにつながる一手になるのでは?
これは日本のことを考えると、今行動できる人がドンドンと行動していかないといけないことだなって思いました。
ライター:上條
コメント