セミナーコンテストに参加してきました
先日、地元で開催されたセミコンこと、セミナーコンテスト(主催は全国パーソナルブランド協会)に参加してきました。
さて、今回の記事はライターではなく「一セミナー講師」として書いております。
■今回の記事をおすすめしたい人 ・セミナー講師として活躍したい人 ・セミコンで勝ちたい人 ・セミナー講師について詳しく知りたい人 ・ちょっとだけセミナー講師に興味がある人 ・自分がやっている事をもっとうまく表現したい人 |
ということで、実際にセミナー講師になりたい方や今セミナー講師としてスタートを切った人に向けて書いています。
ちなみに僕が好きな言葉は
”一隅を照らす”
”彼方にこそ映えあり”
僕の認識だとセミナー講師とは、
まさに一隅(世間の片隅)を照らすこと、照らせる人を指していると思います。
これは実際に大きな光じゃなくてもいいと思います。
その会場に参加してくれた数十人の心にほんの一握りの灯火を灯すのがセミナー講師だと思うんですね。
またそうは言っても、セミナー講師は足下だけを見るのではなくて自分をバージョンアップして規模拡大していきながら
新しいステージへ進むことができます。
どもまで遠くへ行けるんだろう?
そんな”彼方”へのワクワク感があるのもセミナー講師。
そんなセミナー講師の育成支援、コンテストを行っているセミナーコンテストについての攻略法を
上條視点で書いていきたいと思います。
セミナーコンテスト攻略法とは
セミナー講師に必要なものは一体なんだと思いますか?
・知名度
・実績
・ビジュアル
・噺家としての話の上手さ
もちろんそれも大切だと思うのですが、
もっと根本的にセミナー講師の資質として必要なのは
「共感力」
「好感力」
「過程力」
この3点です。
■セミナー講師に求められる共感力とは
まずは一つ目の「共感力」
僕は先日お風呂に入りながら考えていました。
”一体、セミナー講師に求められる資質とはなんだろう?”
そこで浮かんできたのが、
ドラゴンボールの孫悟空がセミナー講師になったらどうなんだろう?
セミナーテーマは「世界一強い孫悟空の世界で一番強くなるセミナー」
悟空:「オッス!オラ悟空。オメェらもオラみたいに世界で一番強くなりてぇのか?オラ、ワクワクするなー!!!」
観客:「…いやいや!悟空さんは元々強かったし、そもそも地球人じゃなくてサイヤ人じゃん。そんなの強くて当たり前でしょ!僕らには無理無理無理!」
悟空:「….」
はい、一つ目のポイントです。
セミナー講師やセミナーに参加者は何を求めて参加するのでしょうか?
・変われるきっかけ
・変われる方法
・人脈
・行動するための一歩の勇気
・自分の劣等感をかき消すための方法
つまりはセミナーという性質を考えてみると
そこに参加している人は須らく”変化を求めている人”です。
セミナー講師として参加者にある種の憧れを抱かせるのは必須ですが
それでも
「あのセミナー講師は”元々”すごい人だから」
「一般人の僕にはあんなセミナー講師みたいにはなれないよな」
なんて感じさせてしまうセミナーは悪手。
観客の今の現状→憧れ
という過程を進むことができないんだろうなという不安感を抱かせてしまってはいけません。
ですので、共感してもらうためにも「自分の失敗談」「自分が素人やルーキーだった頃のちょっと苦い経験」
などを織り交ぜて自己紹介をすると
観客は
「ああ!あの立派なセミナーの先生も昔は僕とそんなに変わらない境遇だったのか!
それなら自分もがんばったらなんとかなるかもしれないな」
という希望を抱くことができます。
そこが共感力のキモなのですが、
実際にセミナー講師側の心理としては
・より良く見せよう
・ええカッコしよう
・ちょっと見栄を張ろう
・自分の弱いところを見せる自信がない
という理由で
→高圧的になったり
→自分の失敗談を話すことをためらったり
なんていうのがありますね。
もちろん、セミナー講師としてのブランディングも必要なので自分の失敗談と成功談はセットで伝えていかないと
失敗談だけだとちょっと情けない頼りないセミナー講師()という印象で終わってしまいますね。
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今日は、「はじめの一歩」の
幕之内一歩の誕生日!!!
父さんの漫画を借りて見て好きに
なった漫画だなぁ〜!
でも、一歩にはいろいろ大事な事を
教わったような気がするなぁ ワラ#幕之内一歩生誕祭#はじめの一歩#はじめの一歩好きはRT pic.twitter.com/zTqHIc4jqv— とある男子高校生1年 (@kage1301) 2016年11月22日
同じアニメや漫画のキャラクターでセミナー講師に向いているのは
・ジャンプだったら、ナルト(下忍の落ちこぼれ忍者でもできた火影になる方法)
・マガジンだったら、幕之内一歩(いじめられっ子だった僕が日本チャンプになれた3つのメソッド)
みたいな感じだと、おそらく観客は強く共感できるでしょう。
元々鼻つまみ者、落ちこぼれ、忍術もロクに使えないうずまきナルトという忍びが
苦労をしていきながら自分を高めていく方法、これは現在のビジネスでも活かせるポイントが多いでしょう。
またいじめられっ子だった幕之内一歩がフェザー級の日本チャンプになるっていうのも
自分と同じで強さがない幕の内セミナー講師が日本一にまで駆け上がった方法やマインドなどは
今新入社員で自分の業績に自信がないサラリーマンから
嫁姑問題で自分の弱さを痛感しているお嫁さんなどどんな人にもまた通ずる話題でしょう。
悟空になくて、ナルトや幕之内一歩にあるもの。
これは自分の「弱さ」もっと言うならば「弱かった自分をブランディングの一部として活用できている」という点ですね。
■セミナー講師に求められる好感力
次に好感力。
実際に僕の感覚で「良い講師」と思う人は謙虚です。非常に謙虚です。
やはり自分に自信を持てば持つほど、経験を積めば積むほど謙虚になります。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
しかし、ちょっと勘違いしているセミナー講師はそこが雑。
・初対面でタメ口
・笑顔がない
・相手を見下してしまう
なんていう講師に僕も最近会いましたが
ここで大切なのは
「相手がこのセミナー講師の人になら教えを乞いたいな」
と思わせないといけませんよね。
これは相性なども加味してくるので
特に初対面で雑な対応はしてはいけません。
ある程度自分がセミナー講師として経験を積んでいるならば
これからセミナー講師になりたい新人にちょっと先輩風を吹かしたくなるものかもしれませんが
相手が新人であってもベテランであってもちゃんと「敬意」を持って接すること。
この「好感力」がなく、ただ勢いだけでがなりたててるようなブランディングをしているセミナー講師は
永続性がありません。
観客の心理では
「確かにこのセミナー講師はすごいかもしれないけど、この人は人間として好きじゃないから関わりたくないな」
では、どうしたら好感を持たれる講師になれるのでしょうか?
そのためには
・笑顔で応対
・謙虚
・自分の自慢話は自分でしない(第三者にPRしてもらえるなら効果的)
・相手の話を聞く
・相手を見下さない
特に相手の話を聞くという過程がこの「好感力」を築けない人には欠けていることが多い。
その理由としては
・僕は(売れっ子)だから忙しい
・僕は君みたいな格下の話を一々聞いている暇がない
・僕は君に興味関心がない
なんていうところでしょう。
これは逆説的になりますが、
・セミナー講師という自分に興味を持ってもらうためにはまずは「自分が」相手に興味を持っていかないといけない
・歩み寄るのは相手ではなく自分自身
・相手に好感を抱かせたいのなら、自分が相手に好感を抱くことから始めること
相手は自分の鑑なんていう言葉がありますが
まさに自分が相手に向けている感情や行動、姿勢が反射して自分を映し出します。
■セミナー講師に求められる過程力
最後に過程力。
過程力というのはいわゆる「段取り力」
俺の話を聞け!!!っていう気持ちでセミナーを展開してはいけません。
むしろこれも逆。
セミナーに参加してくれたゲスト、観客が途中で迷子になれないようにナビゲーションするのが良い講師です。
これは自分本位で話して、相手のレスポンシブを確認しない講師にありがちですが、
自分が言いたいことや当日までに準備したレビュメや台本に添うだけのセミナーだった場合
「迷子者」が続出してしまいます。
参加している観客は、
・この話を聞いて僕はどう進めばいいのだろう?
・この話を聞いて明日からどうしよう?
・このセミナーの主旨や要所はどこなんだろう?
・僕の生活に活かせる部分てどこだろう?
ということを考えながら話を聞いています。
つまりここでいう「迷子」とは
・話を自分の中で咀嚼できない人
・話の活用法を見いだせない人
これを指します。
すごーくいい話なんだろうけど、これは僕の生活や日常にリンクできることではないな
とか
すごーく興味深い話だけど、専門性が高すぎる(再現するには一定の技術が必要)だからちょっと無理かな
なんて思わせてしまったら
その会場内での迷子を続出させることにつながってしまうんですよね。
ですから
良いセミナーとは
ちゃんと要所要所で参加者が自身でフィードバックできるような問いかけやワークを
セミナー講師が設けている。
またはメモするべきことが明確だったり
セミナーが終わってからこういう行動をしてほしいというヴィジョンをセミナー講師と参加者で共有できる。
これが「過程力」
以上がセミナー講師として成功するのにも必要な資質であり、
またセミナーコンテストで勝利するためにも必要な資質であります。
俺、すげーんだぜ!見てみて!
俺ってこんなすげー成功してきたんだぜ!
そしてこんな風に成功しているからセミナー講師してるんだぜ!
みたいな自己顕示欲しかなければ
セミナー講師としての適性があっても
うまく活かせているとはいえませんね。
またFBにて先日TEDxYouth Tokyoにもスピーカーとして登壇された「プロギャンブラーのぶきさん」からの言葉
のぶきさん:「講師へなるには、なにかひとつ極めるのもお勧めっす。
みんな中途半端な達成レベルで講師になりたがる。
そうすると、トークに膨らみや拡がりが少ないんす」
なるほど!
これも理だと思います。
自分の挑戦、自分の研鑽を積めば積むほどその経験や覚悟、本氣さがセミナー講師としても生きてきます。
セミナー講師になるというのは一個の過程でしかない。
セミナー講師になるために日頃から何かしらをがんばっているのではなく
自分の完成形を作るための一個の過程として(アウトプットとして)セミナー講師という経験を積む。
そういうことだと思うんです。
■セミコン攻略方法まとめ ・まずはセミコン観客に自分のセミナー対象者になりきってもらう →セミコンは自分のセミナーと過程して(観客は自分のセミナー参加者)展開していきます。 つまり自分が30代の女性対象に美容マインドについてのセミナーをセミコンで行いたい場合は 一手工夫して会場にいる観客に「30代・美容に関心がある・女性」になりきってもらうことが大切。 そのためにまず自己紹介をした後でも構いませんので ちょっとしたワークをしてみるのもいいでしょう。 「30代・美容に関心がある・女性」になりきってもらうには 例えば、観客に目を閉じてもらい、共通のイメージを抱いてもらえるように誘導する。 あなたは、30代の女性です。男性の皆さんも今、この場では女性だと思ってください。 ・自分の失敗談はできるだけ明確に伝える |
簡単にまとめてしまうとセミコン攻略法というのはこの部分になるんだろうな、と思います。
評判が良い講師悪い講師の違いってなんだろう?
評判が良い講師、評判が悪い講師について。
まずは評判が良い講師については
・好感が持てる
・共感ができる
・ちゃんと相手の人生の道案内をしてくれている
という点だと思います。
意外にセミナー講師といえども自分の中に”劣等感”や”不安”があるもの。
つまりはセミナー講師と言えども、人間なのです。
だからこそ、強い自分も弱い自分も自身に内在する。
そのバランスを保って最高のパフォーマンスを提供するには
やはり自分を鼓舞し、また自分なりのビジョンを持って
「誰かに喜んでもらえる」という気持ちを持ってセミナーを行わなくてはなりません。
逆に評判が上がらない講師の特徴
・威圧的
・独りよがり
・要点がわかりにくい
・再現しづらい
・憧れを持てない
・共感できない
そんな部分ではないでしょうか?
最後に
あなたでもすぐにできるセミナー講師への道
今回はセミナーコンテストとセミナー講師について書きましたが、
とは言え、団体に入るのはちょっと怖いし(何かしらで高額のお金を請求されても嫌)とか
日常が忙しすぎるのでそういう時間を捻出できない
地方すぎてそういう団体がない。
なんて言う人、かなりの数いるでしょう。
僕が今回の記事で最後に伝えたいのは
「盲目的に何かを信奉するべきではない」
「環境のせいにして自分に言い訳を重ねない」
この二点です。
まずは「盲目的」に何かを信じることは危険。
この団体に入れば絶対にうまくいく!なんていう団体は存在しません。
あくまでも自分が主体です。
また忙しい、過疎地域に住んでいる、お金がない、仲間がいない
という理由から自分には無理というブロックを作っている方も
セミナー講師への道は誰にでも広く与えられているものだと僕は思います。
つまりは、
ないものは自分で生み出せばいい。
仲間がいなかったら自分で募集したらいい。
忙しかったらその時間をなんとしても捻出しようという覚悟を持てばいい。
これだと思います。
たとえば、
・セミナー講師になりたい友達が3人いればセミナー講師としての第一歩が踏み出せる。
相互評価をしていきながら、3人で講師役1人、観客役2名で相互評価をしていくこと。
そこがスタートになってもいいと思います。
そんな活動ができるのならば、SNSなどを使ってスカイプなどで遠隔地を結んでセミナーコンテストを自分達で開いたっていいんだと思います。
最初は規模が小さくても同じ熱を持っている仲間は必ず見つかる。
自分が熱を持って行動すればその行動からできた波紋は誰かに届く。
そういう引き寄せを自分に、また相手に起きるのを何度も体験してきました。
「できない」のではなく、「やれていない」原因を自分なりに分析する。
同じ思いの仲間を自分から見つける行動を取る。
これはセミナー講師だけではなく、ブロガーであってもライターであってもフォトグラファーであっても
またダンサー、歌手、アイドル、なんでも共通することですね。
ということで今回は一セミナー講師として書かせて頂きましたが
ますます夢や熱を持ったすごいセミナー講師が誕生し活躍してくれることを願っています。
ライター:上條
※今回の記事のアイコンは今イチオシのうちのサイトの看板娘村長たんでした。
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