13年間続けた会社をやめて8ヶ月経って学んだこと｜独立

上條13年間続けた会社をやめて8ヶ月すぎる

2016年3月末、13年間働いていた企業を退社し、
それから早いもので8ヶ月がたちました。
今回の記事は、仕事をやめて独立しようと考えている人の背中を押せるような記事になればと思います。

ということで

「ちょっと仕事やめたいけど勇気がない」
「次の職場とか転職先見つからないけど、どうしよう」
「結婚しているから、家族のために転職とか独立は我慢しよう」と思っている方に向けてのメッセージとなります。

上條的仕事をやめてよかったこと

仕事をやめることについては、僕自身も不安は正直ありました。
まずは
・生計が立つのか？
・年金などの支払いができるのだろうか？
・コンスタントに収入を得ることができるか？
そこら辺の不安がありました。

しかし、僕が仕事をやめる最も大きな理由としては

「果たして自分の人生の所有者は誰なのだろう？」
というクエスチョンマーク。

企業に務めることを否定するつもりはありませんが、
しかし、僕の体験だと企業に根付いてしまうと
自分の取捨選択や常識、価値基準や優先順位など
これが会社基準となってしまうこと。

つまりは、会社の方針が色濃く自分の人生に反映されてしまう。

会社から距離を置いてみて感じるのは

会社の正義は
「会社内での正義やルールであって、いわゆる村掟程度のせまい効力しかない」

この会社では通ずる常識は、その会社でしか通じない。
これは足並みを揃えるには必要だと思いますが、
自分の視野を狭めてしまう要因になるのも確か。

大体月300時間ほど働いていましたが、
日常の70％ほどを占める会社での生活

これはつまり会社というものに人生の所有権を明け渡している！
そんな気持ちになりました。

社会貢献や地域のため、顧客のために尽力するのはいいことです。

社会人が一定数存在しないと社会は回らないので
必要です。

しかし、考えてほしいのは

「自分の人生が終了する時に、何かに自分の人生を所有されたまま終わったら果たしてこれは誰の人生だったのだろう？」
と想うのではないのだろうか？

ということです。

さて、よかったこと。
仕事をやめてよかったこととしては

・ストレスが激減した
・自由に時間を使えるようになった
・無駄だと想う時間に身を置くことがなくなった
・自分の人生の所有権を取り戻せた
・自炊することが増えた
・出会える人の種類や幅が広がった

という点です。

もちろん他にもありますが、

・ストレスが激減した
→ストレスは本当に激減。
これは、やはり会社に身をおいていると
無意味な叱責、または上司のプライドを守るためだけの説教。
パワーバランスなどがあります。
仕事を続けようかやめようか、という選択に迫られた時は考えてみてください。

「この上司に自分の人生を捧げる価値が果たしてあるのだろうか？」と

僕は残念ながら直属の上司に人生を捧げることを良しとは思わなかったのでやめたのでした。

・自由に時間を使えるようになった
→次に時間。
会社員時代は、懐古主義に傾倒した昔話に無意味だと思われるミーティングが週60時間程度。
ミーティングは会社としては足並みを揃えるためには必要ですが、そのボリュームが大きすぎる。
また報告のために夜遅くまで社内に待機したり、と無駄時間がどうしても発生してしまうのが問題点。
時間は有限です。
また有限だからこそ、自分でその時間の取捨選択を選びたい。
これは大きいですね。

・無駄だと想う時間に身を置くことがなくなった
→これも上記と同様の理由ですが、
自分自身で無意味だと思うことに時間を費やさないでよくなったのも良かったことです。

・自分の人生の所有権を取り戻せた
→そして自分の人生の所有権を取り戻せた。
ちょっとは仕事を13年間もやっていれば「寂しさ」「名残」なんてあるかと思ったのですが、
皆無。熟睡できるようになりました。

・自炊することが増えた
→社会人時代は、「車で移動中に菓子パンやおにぎりを頬張る」なんてことがザラでした。
そうなるとカロリーから栄養価なども偏りがちとなりますが、
独立してからはめっちゃ自炊して野菜を西友で買うようになりましたね。

・出会える人の種類や幅が広がった
→週6日仕事だった当時と比べると、独立した現在は
自分で「会いたい人に会いに行ける」ということも大きい。
嬉しく思っています。
人生で出会える人って限られる。
会社員として身をおいていると、どうしても拘束時間が多い。
それが自分で管理できるので出会える人が増えました。

上條的仕事をやめて変わったこと

次に仕事をやめて変わったこと。

・起きる時間
・料理
・活動する場所
・考え方

ここらへんが大きく変化しました。

・起きる時間
まずは今までは深夜型だったので、起きる時間がどうしても11時とか12時だったのですが、
最近は日にもよりますが、朝はやく起きて、健康的なリズムを刻めるようになりました。

・料理
次に料理、料理についても会社員時代は、「ねむい」「つかれた」が先行してしまいレトルトやインスタントフードが多かったのですが、
最近は自分で作って食べる機会が増え、
料理自体が自分の思考を整理してくれたり、気分転換につながっています。

・活動する場所
現在、僕が活動している場所は

→東京
→松本付近
→諏訪茅野富士見付近
という感じになっています。

→東京：東京にて異業種交流会やラジオ収録、マッチング交流会などなどを行っています。またコラボ企画も進行中。
→松本：TEDxMatsumotoスタッフをはじめ、松本で開催されているいくつかのコミュニティに所属してみました。
松本も面白い人、すごい人が多いなぁと思います。
→諏訪：また諏訪、長野県南信にても同様にコミュニティを形成していきたいと思っています（2017年から）

・考え方
考え方についても大きく変わりました。
変わらない部分も大きくありますが、
実際に
「何ために」「誰のために」「どうして」活動しているのか？という自問自答。
また
「それを自分がやるべきか」
「誰と活動するのか」
という大切なことを自分で選べるようになったので
その取捨選択を大切にしています。

上條的仕事をやめて考えたこと

仕事をやめて考えたこと。
考えたことというよりも学んだこととしては、

「稼げる方法は無限にある」

「ルールはそのせまいコミュニティだけしか通用しない」

ここを学びました。

「稼げる方法は無限にある」
今回書いているのは僕個人の考え方なので、正しいも間違っているもないと思います。
ただ自分が感じていることを書いてあります。
稼ぐ=生計を立てるという方法はまさに無限。
仕事をやめて、周りからバイトしなよ！とかハローワーク通いなよ！
なんて温かいアドバイスを頂戴しましたが
この八ヶ月、バイトもせず、またハローワークにも行かず生活しています。

当面の生活費が欲しいからバイトする。
という考え方の人も多いと思いますが、
実際に自分の時間を安価で切り売りするのはもったいない。
確かに生きていくためにはお金が必要ですが、
安易にそれだけを求めるのは、折角独立したり退職した意味をなくしてしまいます。

ちょっと立ち止まってみて
もっと良い道があるのではないか？と考えてみること
これが必要ですね。

大切なのは「知ること」「知ろうとする行動を取れること」
「固定概念にとらわれないこと」「周りの声に揺らされないこと」

ここが大切です。

「ただそれを知らないだけ」
そう、そしてその手法、手段、方法などを人はただ知らないだけ。
ということを一個ずつ知ることによって、自分の選択肢も広がっていきます。
この生き方や行動の選択肢を広げること、自分の選べるものを増やすことが
実際に人生を豊かにするためにはマストになります。

「情報に強い人、やはりこれが勝つ」
情報については、
・日々変化、進化している
・正しい情報と間違ったがあること
・情報は自分で行動しない限り得ることはできないこと
・得た情報を読んだ本の内容も行動しないと価値を得ない。

情報の価値は使ってみて、自分なりにカスタマイズして、フィードバックしてみて初めて効果がでます。

情弱とか情強っていうことばが先行していますが、
結局、まとめると

・自分で行動して
・自分でそれを試してみて
・自分で反省して改良する

この繰り返し。
完璧な人は存在しません。
全員が発展途中。全員がまだ天井には届いていない。
まだまだ学び中！という考え方を忘れずに行動を起こせる人は
どのような仕事であっても生きてくことができると思います。

「思考を放棄している人は成功しない」
人は忙しいから・何かに属しているから安心・お金がないから
誰か影響力がある人が言ったから
という理由にて思考を放棄してしまっている人が少なくありません。

極論を言えば、会社で
「上司が言うことは全てがただしいわけではない」

それは一理あることかもしれませんが、絶対的な真理でもなければ正義でもない。
でもね、会社に属しているとそんな完璧ではない上司の指示が絶対的な命令になりますよね。

何も考えず、会社でのパワーバランスを意識してしまい、上司の言うことをなんでも疑わずに信じてしまうのは
「ルールはそのせまいコミュニティだけしか通用しない」ということを考えていない思考の放棄となります。

僕が社会人として13年間経験して学んだのは、
絶対に正しい人はいない
一方的に何か誰かの考えだけを信じてしまうのは勿体無い。

ということです。

独立しよう！
退社しよう！
と考える人は、まずは一人になれる空間を得て、

自分の思考を止めないこと、何かに依存しないことだと思います。

これから独立や退社したい人へ

最後にこれから独立や退社したい方へのメッセージです。

・失敗してもいいじゃない、自分の人生の所有権を取り戻すことから始めよう。

独立や転職する時に人は恐れます。
失敗したらどうしよう。
借金を背負ってしまったらどうしよう。
周りの人に応援してもらえなかったらどうしよう。

どうしよう。どうしよう。ばかりだとやはり楽しめません。

まずはもう「やめるんだ」「独立するんだ」という覚悟を持ち、

色々とノロノロとでもいいので試してみる。
試してみながら、一個ずつ形にしてみる。

失敗しても命まで取られることはない。

考えて、行動して、思考を放棄せず、色々試してみる。
安易に安直に何かを信じて思考を放棄することはしない。

ここがあるかないかで、自分の人生を所有をできるのか？できないか？
また安易にバイトや不本意な再就職をしてしまうのか、
それとも自分が納得のいく一歩が踏み出せるのか？
これが決定します。

ほとんどの方は

今は○○だから、独立できない。
支払いやローンがこれだけあるから不本意だけどやめられない。
家族や嫁の反対があるから踏み出せない。

なんてなりますが、

本氣で自分がどうこうしたいのであれば
身近な嫁さんや家族くらい説得できなくてどうするのか？

身近な人を説得できないから諦めてしまっている人は言い方が悪いかもしれませんが
独立や転職などへの思いがその程度、ということになります。

誰か他人を、外的環境を、自分の境遇を言い訳にせず、
まずは行動してみること、うんと考えてみることが重要。

これから独立、転職、新しい道を踏み出そうとしている貴方へ幸あれ

ライター：上條