2018年流行語大賞が発表され、「そだねー」に決定しました。
アラフォークライシスは残念ながら選ばれていませんでした。グスン。
2018年流行語大賞に選ばれそうなアラフォークライシスとは
2018年も半分が終了し、下半期に入ります。
今年2018年の流行語大賞に選ばれそうな言葉として
「やばたにえん」
「了解道中膝栗毛」
などが予想されますが、
「アラフォークライシス」
この言葉も今年の流行語大賞に選ばれそうな予感がします。
アラフォーライター上條として今回はそんな「アラフォークライシス」について考えて生きたいと思います。
流行語大賞は、文化・芸能・スポーツ方面よりも世相を占うような言葉が選ばれる傾向があります。
さて、そんなアラフォークライシスとはどんな内容なのでしょうか?
アラフォークライシスとは?
アラフォークライシスとは
・他の世代に比べアラフォー世代が給与ダウン
・貯金額も他の世代に比べダウンしてしまっている
などのアラフォー世代が抱える状況を表した言葉です。
・他の世代に比べアラフォー世代が給与ダウン
アラフォー世代の月収を他の世代の月収と比較しました。
5年前の各世代の月収と今年の月収を比較したところ、
アラフォー世代以外は軒並み月収UPをしているのですが
アラフォー世代だけ月収がダウン。
40代前半の月収は、23000円のダウンなどがありました。
アラフォー世代の月収ダウンの原因
アラフォー世代の月収がダウンしている要因はいくつかありますが
原因としては主に3つです。
1.超就職氷河期に就職をしたから
アラフォークライシスを迎える36歳~44歳の世代は、1990年~2002年に新卒就職をした世代になります。
ちょうど就職氷河期の時代に就職活動をして職選びをした世代がアラフォー世代となります。
当時の就職状況が今以上に厳しかったので就職先などの選択肢が狭く、
また倍率も高い時代だったので、納得の行く就職ができなかった方も多く存在する世代になります。
2.研修などを受けられなかった世代
アラフォークライシスに直面するアラフォー世代はちょうど時期的に
キャリアアップのための研修などを受ける機会に恵まれなかったことも要因としてあります。
会社員としてキャリアップするために必要なスキル習得などにつながる研修はとても大切です。
当然、受け身でキャリアップのための研修の機会を設けられていても自身の自助努力が足りないと
スキルアップ・キャリアアップにはつながりにくくなってしまいますが
全国的にきちんとした研修を受けられなかった世代であることも一つの原因です。
3.転職した結果前職よりも月収ダウンにつながってしまった
また転職によってキャリアアップとともに月収UPを望んでいる方も多いのですが、
ちょうどアラフォー世代の転職は平均的に月収ダウンにつながってしまった場合が多いようです。
転職先での就労年数が短い場合、給与UPも望めない場合があり、
また思いの外理想の転職とは大きくかけ離れていた場合、再度転職を試みる方も多かったようですが
結局、転職によってキャリアおよび月収UPにつながった方はわずかでした。
4.バブル期に比べ出世のペースが遅い
バブル期とアラフォー世代を比較すると
約2倍の出世率でした。
人が足りない、買い手市場だったバブル期と超氷河期であったアラフォー世代を比較すると
40代前半までに課長に出世した割合が
・バブル期:25%
・アラフォー世代:12.5%
と約半分になっている結果が出ています。
アラフォークライシスを生き抜くために大切なこと
ここまでがアラフォークライシスの原因についてですが、
とはいえ、
「アラフォークライシスが起きるからアラフォーって大変ね!」
で話を終わらせていたら意味がありません。
よくよく考えてみたら僕もアラフォー(37歳)でした。
22歳で就職し、35歳で退職。
現在はフリーランスとして活動しております。
退職理由としては
・会社の経営が変わったから
・上司がワンマンだったから
・会社の風通しが悪かったから
・給与UPが全く見込めなかったから(2002年月収20万→2015年月収21万)
という理由でフリーランスとしてWEBの仕事をしています。
そんな僕が感じる
[aside type=”normal”]「アラフォークライシスの生き抜き方」
1.固定概念を捨てる
2.今まで持っていなかったキャッシュポイントを生み出す
3.コミュニティを作る
4.学ぶ
5.妥協して再就職しない
6.情報強者になる[/aside]
一つずつ見ていきます。
1.固定概念を捨てる
→一つ目に、僕が思うアラフォークライシスから逃れられないアラフォーの思考回路として
「今まで○○しかしてこなかった、○○畑の人間だから今更新しいことを身に着けられない」
「アラフォーだから、保守的に生きるしかない」
「ローンや扶養家族があるから冒険はできない」
という諦めの思考。
確かにアラフォー世代になれば家族も増えたり親の介護が始まる世代でもありますが
今まで未体験だったことに生き抜くヒントがたくさん眠っている。
僕はそう思います。
僕の例でいいますと
・今までとは全く畑の違うWEBという分野を学んだ。
・WEBでのキャッシュポイントを探した
・なにかに特化したスキルを磨いた
ということをやってきました。
WEBは一例ですが、現状で自分が得意としない分野にこそ
生き抜くヒントが眠っている。
キャッシュポイントは探せばいくらでも落ちている
まずは爪を磨くこと。
これが大切です。
2.今まで持っていなかったキャッシュポイントを生み出す
→今までは多くの方がサラリーをもらって
毎月の業務をこなしてきたのだと思いますが
結局、会社が用意したキャッシュポイント(サラリー)依存になってしまうと
月収UPは見込めません。
最近は企業が副業に関しても寛容になってきているのですが、
ちょっとしたニッチタイムを利用してのキャッシュポイントの発掘。
これ、大切ですね。
最近だと仮想通貨なども話題になりましたが
新しいキャッシュポイントにアンテナを向けておくこと
とても大切dせう。
3.コミュニティを作る
→自分ひとりではどうしても知識やアイディアなどには限界がある。
そういった行き詰まりを回避するには「コミュニティ」を作る
もしくはコミュニティに入ることが大切。
できれば、
人が作ったコミュニティではなく、自身でコミュニティを作った方がなお良いです。
なぜなら、人が作ったコミュニティは良し悪しがあり、
自分が望んだものとは違っている場合が多いからです。
最初は小規模でも自身が主催するコミュニティを作ることで
新しい人脈形成が可能になります。
4.学ぶ
→学ぶ。
学ぶというとシンプルですが、
人間は偏ります。
偏ってしまうので、今までの学びもどうしても
仕事の分野関連だったり自分に関連性の高いものが多かったのではないでしょうか?
ここでいう「学ぶ」というものは、
いろいろは分野を学び、
複数の分野で学んだ知識やアイディアをミックスしてみる
ということです。
セミナーに参加したり、
読書
人に会う
WEBで調べる
実際にワークショップに参加してみる
自分でなにかを作ってみる
など
学び方は多様。
全学びが即効性の高い効果があるとは思いませんが
あなたの行った学びという一つひとつの点が線になり、
意義を持つ日は必ずやってきます。
5.妥協して再就職しない
→妥協して少ない選択肢の中で再就職することは
家族的、世間的には良いのかもしれませんが
自身の成長には必ずしもプラスにはつながるとはいい切れません。
自分が納得いかない就職をするよりは
・フリーター
・在宅ワーク
・派遣
・フリーランス
などを活用しながら時間を確保することが大切です。
焦って良い結果が出ることはまずありませんから。
6.情報強者になる
→情報は大きな武器になり、
「知っていること」
がキャッシュになる時代です。
「知っていることをうまく活用する」ことによって
青い鳥を見つけることも可能でしょう。
この知ることは一見単純そうに思いますが
情報の海では、その真贋も問われますし、
また
知ってることをどうやって有効活用するのか?
という部分が大切です。
情報強者とは
「自身が持っている情報をきちんと有効活用できる人」
これを指します。
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