遺品整理で大切なこと│上伊那
遺品整理で大切なことをまとめてみました。
突然訪れる悲しい家族とのお別れ、僕も数年前に母が他界してしまい、
それが急すぎたので、今回記事にしようと思っている「遺品整理」については全くきちんとできていませんでした。
母はよく上伊那に出かけることがあり、母の遺品の中にも上伊那の思い出の品やお土産などがたくさん含まれていました。
予期できない死別であっても、
ある程度予期できる死別であっても、
なかなか感情的になってしまい、滞りなくできないのが遺品整理です。
今回の記事では、遺品整理に関しての大切なことをまとめていきます。
[aside type=”normal”]今回の記事をざっくりいうと
・遺品整理で大切な遺言書の確認
・遺品整理で大切な家族親族でのコミュニケーション
・これは処分していいものなの?という線引き
・遺品整理で処分に迷った時は[/aside]
遺品整理で大切な遺言書の確認│上伊那
遺品整理で大切なこと、その1つ目として、
遺品整理を始める前に確認していただきたいのが遺言書です。
それは遺言書の有無、そして故人が旅だった時に遺された家族が不要なトラブルを起こさないために大切なガイドラインを
遺言書に書き示しておくことです。
多くの人は遺言書と聞くと
「遺産相続のための文書」というイメージを持たれる方がほとんどのように感じますが、
本来の遺言書とは、家族や大切に宛てた
生前の想いが書かれた人生最後のラブレターであるべきだと、僕は思います。
遺言書には、
故人が残した遺産だけでなく、遺品について書かれている場合も多く、
遺言書の有無で遺品整理の方法が変わってくることもあります。
遺品整理を始める前に、まずは遺言書を確認すること、これが遺品整理のスタートラインになります。
遺品整理で大切な家族親族でのコミュニケーション
「遺品整理」で大切なことは、滞りなく遺品を整理すること以上に
その遺品や遺言書をとして、「家族が絆を再確認すること」「家族のつながりや愛を感じること」
そして「故人の想いを汲むこと」
そう僕は考えます。
故人が残した物に対して、一体どんな思い入れがあるかは、ご遺族一人一人にしか分かりません。
家族の話し合いも当の本人を除いての話し合いになるので、完全に故人の気持ちを理解することはできません。
しかし、極力家族全員、親族の多くで、故人を懐かしみながら遺品整理をすること自体に大きな意味がある、そう思います。
遺品整理は、家族や親族などごく一部で行うもの、というイメージが強いのですが、
故人の想いを汲むためにも、故人が生前に交流があった友人など含めて皆で話し合うことが大切です。
とはいえ、皆多忙な日常があるので、その話し合いの日を設けるのは物理的に大変な場合が多いです。
そこで、故人の葬儀や初七日などに予め話し合いの場を設けるという事前告知は大切ですね。
これは処分していいものなの?という線引き
遺品整理で、家族にとって困ることの上位には
「果たしてこの遺品は処分していいのだろうか?」
ということです。
大切な人が亡くなって、まだ気持ちの整理もできていない時期に行う遺品整理では、
後々必要となるような書類などを処分してしまったり
また遺品について残すべきかどうかの判断ができず、
後々のトラブルにつながるケースも少なくありません。
遺品整理で後のトラブルにつながらないようにするには
・遺品は焦って処分しない
・遺品については故人にゆかりある人多くと話してみる
・個人の見解で遺品整理について決定しない
・遺品をリストにしておく
詳しくみていきましょう。
・遺品は焦って処分しない
まずは、いつまでも故人の遺品があると、気持ちが整理できないと、あせって処分してしまうケースはトラブルのもととなります。
一旦自分も気持ちを整理し、そして家族・親族とコミュニケーションを取りながら焦らないことが大切です。
・遺品については故人にゆかりある人多くと話してみる
遺品については、家族にはわからなくとも、故人にとって非常に思い入れの深いものも少なくありません。
生前に故人と交流があった方と話しながら、故人の遺品とその思い出を紐解くことも大切です。
以前、葬儀関係者の方のお話の中に、
「人は二回死を迎えます。一回目は肉体的に死んでしまったとき。もう一回は大切な人の記憶から消えてしまったとき」
という言葉が僕にとっては非常に印象深い言葉です。
故人の遺品整理を通じて、故人を懐かしむ。
一緒にかなしむ。
遺された家族の絆を育むことは、遺品整理という過程で大切なものだと考えて、業務的に遺品整理をしないこと
これってとても大切ですね。
・個人の見解で遺品整理について決定しない
遺品整理について、失敗しやすいのは、個人の決定で遺品の取捨を決めてしまうことです。
早く遺品を整理してしまおう、と考えれば考えるほど
せまい見解や意見、または感情で遺品整理に着手しようとしてしまいます。
しかし、遺品とは故人の生前の行きた証であり、思い出です。
故人と親交のあった方を交えて様々な角度から考えること、大切ですね。
・遺品をリストにしておく
遺品整理で肝心なのは、
一体、遺品はどのくらいあるのか?
それは何なのか?
ということです。
当然ながら、リスト化しておくと、
後に故人の遺品で必要になるもの(書類など)の所在もわかりますし、
また遺品整理におけるトラブルを未然に防ぐことにもつながります。
遺品整理で処分に迷った時は
遺品整理で、処分にこまること、迷うことがあります。
うちの場合は、生前母が大切にしていた洋服や着物などについてです。
亡くなってしまったからといってそれを処分するのは忍びないし
とはいえ、いつまでも着る人がいない服を置いておくのもまた…
という状況でしたが、
半年ほどかけて、生前母と親交があったお茶の友達が母の着物を引き取りたい、という話になり
今も大切にされているようです。
遺品整理で、残すべきか迷っている物があれば、
その時の感情で、処分しない方が良いです。
遺品についてきちんと判断できる状態になるまで残しておけるものであれば残しておくことも
一つの選択肢です。
大切なのは、遺品整理は焦らないで、自分たちのペースで行うこと
後悔しない遺品整理をしていくことなのです。
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