椎名林檎の名曲、「群青日和」
この歌詞の意味を「群青日和」をリピートしながら恋愛ブロガーな私、カミジョーが考えてみました
この曲「群青日和」ですが、2004年9月8日にリリースされた楽曲であり、
椎名林檎のバンド「東京事変」のデビュー曲なのです。
3曲がはいっているのですが、
1.「群青日和」3:33
2.「その淑女(をんな)ふしだらにつき2:22
3.「顔」4:04
合計時間:
10:00
どの曲も収録時間がシンメトリー(左右対称)となり、
3曲併せて10:00ときりが良いのもこだわりを感じます。
ということで、そんな東京事変のデビュー曲「群青日和」の歌詞についてカミジョーなりの
歌詞の意味をまとめていきます。
椎名林檎の群青日和、歌詞の意味を考察解説
まずは、椎名林檎「群青日和」のタイトルからですが、
・群青:青色。あざやかな青色の(東洋画用の)絵の具。また、その青色を指します
・日和:ソレに向いているピッタリの日
・歌詞の季節:12月(クリスマス近く?)
・歌詞の場所:新宿
・歌詞の転機:豪雨
ちなみにこの色が群青色です。
今回の群青日和の群青は
「雨」
「涙」
を象徴していると思いました。
恋愛関係の終わりに
今日は泣いてもいいよね!
っていう意味合いかなぁと
新宿は豪雨
あなた何処へやら
今日が青く冷えてゆく東京
戦略は皆無
わたし何処へやら
脳が水滴を奪って乾く「泣きたい気持ちは連なって冬に雨を齎(もたら)している」
と、云うと疑わぬあなた
「嘘だって好くて沢山の矛盾が丁度善い」
と答にならぬ”高い無料(ただ)の論理”で
嘘を嘘だといなすことで即刻関係の無いヒトとなる演技をしているんだ
あなただってきっとそうさ
当事者を回避している
興味が湧いたって
据え膳の完成を待って
何とも思わない振りで笑う突き刺す十二月と伊勢丹の息が合わさる衝突地点
少しあなたを思い出す体感温度答は無いの?
誰かの所為にしたい
ちゃんと教育して叱ってくれ
新宿は豪雨
誰か此処へ来て
青く燃えてゆく東京の日
ということで、一小節毎に考察解説していきましょう。
新宿は豪雨
あなた何処へやら
今日が青く冷えてゆく東京
戦略は皆無
わたし何処へやら
脳が水滴を奪って乾く
→恋愛ブロガーカミジョーの意訳→
新宿は今日は大雨、土砂降りの豪雨
意中の貴方は今どこにいるんだろう?
ちょうど季節は12月なのに雨色がまるで群青に冷えていくのね
二人の関係性では「戦略的な駆け引き」は意味を持たない、
効果がないのね!
そんな私はどこを目指していけばいいのだろう?
考えるほどに、わからなくなって
外は豪雨なのに
「私」の思考は乾いていくって皮肉ね!
「泣きたい気持ちは連なって冬に雨を齎(もたら)している」
と、云うと疑わぬあなた
「嘘だって好くて沢山の矛盾が丁度善い」
と答にならぬ”高い無料(ただ)の論理”で
嘘を嘘だといなすことで即刻関係の無いヒトとなる
→恋愛ブロガーカミジョーの意訳→
「(私が)泣きたい気持ち、空にまで伝わって、12月なのに雨が降っているのね」
って貴方へ言っても
「へぇーそうなんだ」
と疑わない貴方。
つまり、
それがどうでも良くて
私の言葉にも私にも興味がないのに
たまに一緒に気まぐれにいるっていう「矛盾」している距離感がちょうどいいのね
なんて、何も正解にならないような出口のない理論で
「結局、二人の関係になんて意味なんてないじゃない!」
って言い放てばすぐに関係が終わりを告げてしまうような
儚い関係性なのよ
演技をしているんだ
あなただってきっとそうさ
当事者を回避している
興味が湧いたって
据え膳の完成を待って
何とも思わない振りで笑う
→恋愛ブロガーカミジョーの意訳→
だから私は、満足しているような
気が付かないような演技を一生懸命している
「虚しさ」
これに私も貴方も気がついているのに
この無責任な距離感でお互いになにかを背負うような当事者になろうとしていないのね
だから何も貴方から行動や努力をしなくても、
関係性が据え膳の如く整うのもをただ待って
「事後」はその関係に何も思い入れがないように
笑っておしまいなのね
突き刺す十二月と伊勢丹の息が合わさる衝突地点
少しあなたを思い出す体感温度
→恋愛ブロガーカミジョーの意訳→
そんな二人の関係を新宿3丁目で懐かしく思い出しながら
ちょっと懐かしく思い出したのだけど
ふいに我に返ると感じるのは、
豪雨の12月の寒さ
この寒さがあなたと一緒にいた温かい時間との差を感じさせるの
答は無いの?
誰かの所為にしたい
ちゃんと教育して叱ってくれ
新宿は豪雨
誰か此処へ来て
青く燃えてゆく東京の日
→恋愛ブロガーカミジョーの意訳→
二人の関係やその終わりに答えや理由はあるのか知りたい?
納得できる理由があったらいいのに
誰かの性にもしたいし、
以前みたいにちゃんと私を叱ってほしい
でも今は独りだ。
ここに前みたいに迎えにきてくれる人はいないんだ
ただ豪雨の中、身体は冷えていく12月の東京のとある日
つまりは、
ちょっと曖昧だった二人の恋愛関係が終わり、
ほんの少しだけの後悔とさみしさを
新宿の伊勢丹前で思い出した
という心情が描かれている
と考察しました。
椎名林檎の言葉の使い方は知的であり、
エロい!
生々しさを恥的に言葉にできるって才能ですね。
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