サンクチュアリ出版3日で変わるディズニー流の育て方まとめ
サンクチュアリ出版の新刊、櫻井恵里子さんの「3日で変わるディズニー流の育て方」を読みました。
この新刊は、ディズニー流の子育て方法や、会社での後輩や新入社員育成方法などが書かれています。
僕もさっそく読んでみました。
◯この本は以下の人におすすめです ・会社で新入社員の育成に困っている方 ・人を叱ることが苦手な方 ・反抗期の子供に対する育て方がわからない方 ・育児に疲れた方 ・相手と心が通じる育て方を知りたい方 |
ということでいってみましょう。
このサイトの運営者上條も14年間教育業界に身をおいていたので、今回はレビューがっつりシリーズとしてお届けしていきたいですね。
3日で変わるディズニー流の育て方の作者櫻井恵里子さんてどんな人
まず僕は本をよむ時に「著者」がどういうバックボーンでこの書籍の出版に至ったのか?
ここを非常に興味を持ちます。
実際にただ本を読む以上に何倍もその人の生き方や生き様を知りながら読んだ方が納得もしやすいですし、
本の行間に見えてくるものも多数ありますよね。
今回の「3日で変わるディズニー流の育て方」の著者「櫻井恵里子」さんですが、
簡単に箇条書きで彼女の略歴を書いてみます。
・10万人のキャストを育てたディズニーのカリスマ人材トレーナーを経験
・ハピネスコンサルタント
・ピクシーダスト株式会社代表
”「仕事」とは「お金」を得るための手段の一つではありますが
今の時代多くの方が感じているように
「お金」だけでは、人は幸せになることができません。
私たちは「仕事」とは幸せになる為の手段だと考えます。
だからこそ、好きなこと、楽しいことを「仕事」に組み入れます。
そして「仕事」に夢中になります。
幼少の頃、遠足や家族旅行が待ち遠しくて
前の日寝付けなかったように
明日、会社に行くのが
明日、職場の同僚に会うのが
何より明日、お客様に会うのが待ち遠しくて仕方ない
そんな会社を目指して、
社員一同日々努力しています。
そして
お客様の、最高の笑顔を作る為に努力を惜しまないことをお約束します。”
というメッセージの下、
◯セミナーの運営・企画
◯経営・マーケティングコンサルティング
◯アーティストのマネジメント
◯イベント・セールスプロモーション
などで事業展開されている会社ピクシーダスト株式会社の代表を櫻井さんはされています。
・東京都立川市出身
・1998年株式会社オリエンタルランドに入社
・ファンカチューシャを開発
◯ディズニー園内でみんな付けているファンカチューシャを開発したのが櫻井さんという事でびっくり!
・2003年人材トレーナーに
・2009年外部企業向けセミナー事業部門にて大活躍
・2011年CS推進部で顧客満足に携わる
・2017年西武文理大学サービス経営学部専任講師
▶心理学概論
▶キャリア論
▶レジャー産業論などを担当
・筑波大学院人間総合科学研究科生産発達専攻博士前期課程修了
◯所屬学会
・産業・組織心理学会・日本カウンセリング学会・日本学校心理学会など
ということで作者の櫻井さんは、ディズニーランドを運営するオリエンタルランドで人材トレーナーとして活動したり、
またファンカチューシャを開発したりの経験を積んだのち、自身の10万人のキャストを育てた経験より、大学にて講師などもされているという方です。
さて、作者の櫻井恵里子さんについてはこれで十二分に理解が深まったところなので、
ここからは実際に本書の魅力に迫ってみましょう。
3日で変わるディズニー流の育て方|なぜ人を育てるのはムズカシイのか
本書のレビューとともに、僕自身が感じる教育の世界についての考えも記載していきます。
まずはなぜ、現在は教育をすることが
また人を育てることがムズカシイと言われる時代になっているのか?
ここについて僕なりの見解を書いておきます。
◯教育がムズカシイ原因
・信頼関係の欠如
・教育者を育てられない業界の問題
・個人主義の浸透
・終始雇用の終焉
など原因は考えられますが、
実際に一番大きいのは、「信頼関係」これの欠如が問題です。
それは、誰しもが経験していると思うのですが、
実際に心を許せない相手からの箴言、忠告、苦言など
心にストンとオチてきません。
つまりは、教育者は、その対象となるクライアントとの間に
時間をかけて少しずつでいいので信頼関係を育てていかなくてはならないのです。
「教育って押し付けることではなく、気づくこと」
人生のセンパイとして、会社のセンパイとして
何かを相手に強いるのは教育ではありません。
教育とは、本当の教育とは
相手にちょっとしたきっかけを与え
うんとうんと考えさせるのが本当の教育です。
それを最近はあまりにも「与えすぎる」か「与えなさすぎる」
親鳥がずっと雛に餌の捕まえ方を教えず過保護に育てていたら
きっとその雛は成長しても自分で餌を取ろうとはしないでしょう。
同じように、現在出生率が下がってきているので
親は過分に子供に愛情を与える(のはいいのですが)
子供の人生に必要以上に口をはさみすぎている。
こういう環境になると、
「信頼関係」が育たず、
ただの依存になってしまいます。
3日で変わるディズニー流の育て方の良さ
とは言え、実際に新入社員にしても子供にしても
生徒にしても育てるのはなかなかに熱量や愛情が必須なことです。
また相性もあり、人間、ひとりひとり違うので
画一的な教育、十把一絡げにしたどんぶり教育では
なかなか相手の心の奥まで浸透していきません。
本書「3日で変わるディズニー流の育て方」は
ちょっとした「育て方」のエッセンスが至るところにあり、
僕は思うのですが、
この本の全てを完全にこなす必要はないんだろうなと
この本に書いてある中でまずは一つでも実際に自分の教育で
実践してみる。
ここが肝心だと思います。
また現代社会が抱える「人材育成」の問題点も
提起されているので、現在の日本が抱える教育の現場にある問題を考える機会にもなるでしょう。
3日で変わるディズニー流の育て方を読んでこう変わるかもしれない
本は、きっかけに過ぎません。
セミナーもきっかけです。
この本を読んで、その後の人生が変わるか変わらないかは
どうその人が感じたのか
思ったのか
そして、行動したのかにかかってくるでしょう。
しかし、僕は教育者として感じるのは
・この本読んで子供と向き合う一つのきっかけになった
・この本にあることを新入社員と共有したらちょっとわかりあえるようになった
・今まで機械的にやっていた教育や人材育成をもうちょっとみんなで考えて育てていこうって会社で決まった
・情報共有のために、人事部でこの本をみんなでシェアした
なんていう動きが日本のあちこちで起きたらいいなぁ
なんて思いました。
ということで今教育や人材育成に対してちょっと悩んでいる
また4月からの新入社員研修が不安ていう人は
是非読んでみてください。
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ライター:上條
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