企業コンサル上條の経営学1回めは経営ビジョンについて
どうも、上條です。最近気がつくと、松本市をはじめ、長野県内外で企業コンサルをしているのですが、
もうちょっと普段の思いや「経営学」について記事にしていこう!
と思いたち、今回から「企業コンサル上條の経営学」というシリーズを発信していきます。
※ ちなみに僕はコンサルという言葉が好きではありません。
なんていうか、コンサルってピンとこないんですよね。
それってビジネスライクが強すぎて、結局、人と人の絆とかそういうものではない印象をそのコンサルという字面から感じてしまいます。
なので、僕は
「共闘経営」という言葉を自身では使っていきたいなと思うのですが、
世間的にコンサルっていう言葉の方がわかりやすく伝わりやすいので
記事タイトルには「コンサル」という言葉を入れていますが
自分の本音の部分はそんな感じです。
さて、そんなわけで経営学や経営者向けの記事をこれからは書いていきたいのですが、
まずは、これから経営者になる人やなりたい人、個人事業主になる人向けのスタンダードな部分から入っていきます。
第一回目は「経営ビジョンって何?」
というお題で書いていきたいと思います。
企業コンサル上條の経営学1経営ビジョンを考える必要性
経営ビジョンっていうと、
・ 長文で説明しようとする人
・ 実際に言葉や字面だけで決めてしまう人
・ 自分(経営者)の本心と乖離しているビジョンを掲げる人
なんていうミスマッチな場合が多いのです。
◯経営ビジョンとは
経営者が”未来”に向けて見ているVision、またはVisible(見える)イメージを指します。
ここで大切なのは、現在、直下直近のビジョンで完結するのではなく、
ちょっと先(3年後)を見据えたものであることが望ましいです。
ドライブしていても、近くばかりにとらわれすぎたり、
過ぎていく景色にばかり心が奪われてしまうと、
遠くは見えませんし、不安にもなり、寂しさも感じ、迷いが生まれます。
もちろん、直近の経営目標は必須ですが、
ちょっと先の経営Visionも持つことが必要です。
◯2020年に自分がどうありたいかが経営Vision
2020年という3年後に、国がどう変わっているのか?
自分は?家族は?
自分のお店は?自分のパートナーは?
おうちで飼っているわんちゃんは?
海外の情勢は?
と様々な視点に思いを馳せながら
2020年をイメージします。
当然2020年はまだやってきていないので、
Visionは変わることは大前提ですし、僕らは占い師ではない。
また今描いたVisonを妄信的に信じる必要もなく、
自由に修正、書き足していったり新しい景色を描いていけばいいのです。
◯経営はイメージの強さに作用する
2020年に自分のお店がまだ残っているというイメージが持てない。
なんていう話も聞いたりします。
そういう場合は、発想を転換しなくてはなりません。
1.どうして2020年に自分のお店がそこにあるイメージができないのか?
▶ブロックを発見する
2.2020年に違う展開を想起できないだろうか?
▶お店を運営し続けるのも、途中で畳んで違う展開を描くのもどちらも正解です。
僕が言いたいのは、運営し続けるのも、途中で方向転換するのも含めて
人生であり、経営である。ということ。
ですが、プライドや一旦始めたことを途中でやめるのは、「悪」だと考えてしまって
言い出せずダメだとわかってえて続ける経営者も多くて、悲劇の原因ともなります。
中国のことわざに
”道の端を歩くなら、安全。しかし、道の真ん中を歩くのは危険だ”
というものがありますが、
やる or やらないを明確にできれば良いのですが、
「中途半端にやる」
「ポーズでやる」
「イヤイヤやる」
というのは非常に危険!
というわけです。
経営理念と経営Visonの違い
経営Visonは、もっと数値化した目標だったりしますが、
経営理念は自分の会社、または一人間としてのモットーの部分、生き様の部分となります。
経営Visionは、宝の地図や海図であり、
経営理念は、自分のキャラクターやアイデンティティになります。
経営理念は、リクルートの面で効果を発揮され
経営Visonは、道を作る、進む上での明かりとなります。
経営Visionにしても、理念にしても不完全な一人間が
作り上げたものです。
途中でその内容は刷新されたり、変更されたり、
方向転換されることも多々あるでしょう。
しかし、不完全でもその時に「信じているもの」「大切にしているもの」
これを文字や図、またはイメージにして掲げることは経営者の旗印を開示するという面で
非常に大切な始まりとなります。
というわけであなたにとっての「経営Vision」や「経営理念」はなんですか?
そのVisonや理念、昔と今ときちんと軌道修正していますか?
ライター:上條
◯企業コンサル上條の経営学シリーズ □第一回:企業コンサル上條の経営学1経営ビジョンって何?|松本市 □第二回:企業コンサル上條の経営学2指南書を探す必要性 □第三回:企業コンサル上條の経営学3風姿花伝初心忘るべからず|松本市 □第四回:企業コンサル上條の経営学4経営デッドラインを覆せ|松本市 □第五回:企業コンサル上條の経営学5まさに皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ、各員一層奮励努力セヨ □第六回:企業コンサル上條の経営学6視座を変えることとパラレルキャリアの重要性 |
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