飲食店や居酒屋の飲み放題禁止されたら
居酒屋や飲食店のドリンクサービスの一つ、飲み放題。
この飲み放題がもしもなくなった場合は、市場経済にどのような影響を与えるのか?
上條です。
僕は最近ものすごい勢いで飲食コンサルをしております。
なので、非常に今後のこういった動向には気になる部分があるのです。
◯東京五輪に向けた国際公約が影響か?
そもそも今回の「飲み放題禁止」になりそうだという流れの裏側にあるのは、そう
2020年(あと3年後)に東京で開催される東京五輪のためにいくつかの公約が取り付けられました。
渋谷の喫煙所が撤去されたのもその一環です。
・ 飲食店や公共の場所での喫煙を全面禁止する受動喫煙防止法案(健康増進法改正案原案)
・ 厚労省は「屋内全面禁煙は東京五輪に向けた国際公約」として押し切る模様。
・ 4月1日、厚労省に「アルコール健康障害対策推進室」という部署が新設された。
・ WHOは「世界で毎年約330万人が死亡している」と発表
・2010年に「アルコールの有害な使用を減らすための世界戦略」
ということで、喫煙者や飲酒への規制が強化されてくる予定の今後の日本です。
過去日本では禁酒法などはなかったので
まさに青天の霹靂だという人も多そうですが、
今以上に高い酒税を支払わないと飲めなくなる時代がやってくるかもしれません。
飲み放題禁止にもつながりそうなアルコール規制のきっかけ
そもそも今回の流れ「アルコール規制」または「飲み放題禁止」への流れの原因はどこか?
というと、
2003年のWHO(国際保健機関)総会で採択された「たばこ規制枠組条約」がきっかけでした。
また「アルコールが原因で毎年330万人もの人が死亡している」という根拠から
この流れは来ているようです。
飲み放題禁止となった後の日本飲食店
飲み放題が全てではないのですが、
多くの居酒屋やチェーン店では、団体様プランで「飲み放題」を導入しています。
これはお店にとっては、単価の底上げにつながりますし、
お客さんにとってはリーブナブルな価格となるので、入店しやすい。
これが今よりレートの高い酒税を設けられて
一本毎の販売となると
・居酒屋は単価は確かにあがる
・若者のお酒離れ加速
・ノンアルが主流に
というような流れが起こりそうですね。
あまりにも高い価格設定になれば
飲み続ける人と飲まなくなる人が明確に分離されそうです。
飲み放題禁止とともに決まりそうなこと
今回の飲み放題禁止とともに決まりそうなことが以下。
「酒の安売り禁止」;酒税が上がります
「飲食店での飲み放題禁止」:飲み放題から一本ずつのオーダーへ(高い酒税)
「酒類の広告規制」:テレビやネットから酒類のCMが消えます。
っていうことは、まずは酒類CMを下請けしていた会社は困りますし、
酒類を販売している会社は新たなプロモーション戦略を考えなくてはならなくなりますね。
そもそもお酒って必要論になりそう
今回の流れは前回のタバコ規制と同じ手法です。
広告を規制し、高い税率を課して価格を大幅にあげ、段階的に販売を規制していこうというのはまさにタバコ規制と同じやり方です。
しかし、ここで考えてほしいのは、
「本当にお酒って必要?」
ここですね。
僕にとってはお酒はあってもなくても別段困らないものなので
そういう人には影響はまったくなさそうです。
しかし、お酒を愛好している人にとっては大変なお話です。
家計も圧迫される可能性もあります。
ここで、
改めて
「お酒って必要?」
っていう問いかけが成されそうですね。
もしかしたら必要ないのではないでしょうか?
なんて思ったりします。
さてさてどうなるのでしょうか?
色々なことで東京五輪までの流れがカオスですね。
ライター:上條
丸亀製麺なら飲み放題がある!(お店もある!)
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